1歳児にとって三輪車はまだ難しかった

弊息子タケを新宿中央公園に連れて行ったら、珍しいことに三輪車の貸し出しが無料で行われていた。こんなサービスを提供している公園は初めて見た。

盗難への対策やメンテナンスの手間がかかるので、普通なら公園を管理する行政がやりたいと思わないサービスだ。それをあえてやっている新宿区を、僕はすごいと思う。

そういえば、町で三輪車に乗っている子どもを見る機会がすっかり減った気がする。昔はよく見かけたし、僕自身が小さいときは、三輪車をキコキコとこいで近所の「自分の縄張り」のチェックを日々、おこなっていたものだ。

たぶん、時代が変わったんだと思う。「車や自転車に気をつけなさい。危ないですよ」と親が子どもに対する注意が増えたので、子どもが自由に三輪車に乗る場面が減って需要が減ったんじゃないか?と僕は推測する。僕が公園で見かけるのは、ストライダーに乗る子どもであり、三輪車に乗る子どもはほんとうに少ない。

三輪車に似た乗り物で、親が後ろから押せるハンドルバー付きのものを最近は見かけるようになった。しかしこれだと、親の保護から開放されておらず、子どもの探究心の赴くままに探検することは難しい。

それはともかく、彼に三輪車に乗せてみた。人生初の三輪車だ。これまではおもちゃの自動車に乗って自分の力で移動することはあったが、四輪が三輪になったらどうなるだろうか?

僕はしばらく彼の様子を伺ってみた。すると、どうも「足でペダルをこぐ」という概念がまだ理解できないようだった。ペダルを足で踏み込むと、ハンドルがグラグラして前輪の向きがブレる。そうならないように、三輪車をこぐときは足の力を入れると同時に手の力も必要となる。この「手と足の連動」がまだ身体能力として彼には備わっていないらしい。そりゃそうだ、人生初の体験なのだから。

彼はなかなか三輪車に乗る機会がないのだから、今回三輪車の乗り方を覚えてほしいと僕は思った。しかし、覚える前に彼はこの「謎に使いにくい乗り物」に飽きてしまい、別の遊び場に走っていってしまった。

親としては残念。でも仕方がない。また今度、機会があれば彼に三輪車の楽しさを教えようと思う。

(2023.01.29)

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