ひなあられを容赦なく頬張る

「ひなまつり」の日なので、ひなあられを買ってきた。

米と砂糖で作られたひなあられは、今となっては大して美味しいお菓子ではない。世の中にはもっと美味しいものがいっぱいある。それでも、紅白の色合いがおめでたいのと、季節の行事を取り入れている感じがして家が華やぐのでっ毎年買っている。

袋から保存用のプラ容器に移して食卓の上に置いておいたら、弊息子タケがめざとく見つけてダイニングチェアをよじ登ってきた。

彼の人生で初対面となるひなあられをしばらく観察し、手に取り、親の様子を伺い、どうやらこれが食べ物らしいということを理解してからは彼の動きは素早かった。どんどん食べ始め、親が静止しても食べ続けた。しまいには容器の奪い合いになり、彼の手からひなあられが入った容器を僕が奪ったところで終了。残されたのは、号泣するタケと床に散乱したひなあられだった。

こんなに子どもが夢中になるとは思わなかった。サクサクした食感が好みにあうのかもしれない。

(2023.03.03)

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