弊息子タケ、「しまじろう」の網に捕獲される

我が家における親子対話用に何か通信教育を始めた方がよいのではないか、ということで「月刊ポピー」と「こどもちゃれんじ」の2つのサービスを体験入会したのが2月のこと。

お試し版として、簡略化された教材を両社から無料で送ってもらった。なるほど、確かにこういう教材があれば親子の会話が増えると僕はとても納得した。これまでももちろん親子の会話はしてきたつもりだが、どうしても10時間近く保育園に預けているので、会話時間がとても短くなってしまう。そして、彼の興味の赴くままに遊ばせていたら、ひたすら絵本の読み聞かせを親にせがむか、パトカーか新幹線のおもちゃで遊ぶだけになってしまいそうだ。

保育園で学ぶことは多いと思う。しかし、あくまでも「子どもを預かる」ことを主眼にしている施設なので、どこまで「学習」に力を入れてくれるのか、よくわからない。カリキュラムと呼べるものが存在しないので、親としては保育園に任せるしかない。本当にそれで良いのだろうか?

僕は彼に英才教育を施したいわけではない。また、保育園に不信感を持っているわけでもない。でも、家に学びの機会を用意しておきたい、と考えている。

家にはすでにモンテッソーリ教具が置いてあるのだが、これは共働きの親としてはちょっと荷が重かった。彼が慣れれば問題ないのだろうが、慣れるまでは横につきっきりになっていないといけない。できれば、親が家事をやっている間は彼自身が一人で学んでいてくれるとありがたい。そのためには、直感的な内容で、彼が興味を持てるようなわかりやすさが大事だ。

お試し版の教材を2社から取り寄せて試してみた。各社それぞれまったく違う傾向で、なるほどと感心した。

月刊ポピー:値段が安い。その分教材はシンプルだが、飽きのこない王道な内容という印象。ただ、シンプルな分、その教材から想像力を膨らませてストーリーを発展させていくなど、親が子どものサポートをしていく必要があると感じた。

こどもちゃれんじ:値段は高め。教材はとても多い。知育玩具も付いてくる。スマホなどで視聴できる動画コンテンツ、ゲーム感覚で学べるアプリなども含めると、教材は目を通しきれない量となる。また、紙媒体、動画ともに広告がやたらと多い。まず、親が今月号の教材で何をどうすればよいのか、状況把握をしないといけないレベル。タッチペンが付属していて、本をタッチすると喋ったり動物の鳴き声がしたり、子どもが遊びながら言葉を学べる。

お試し版教材をもらってみたが、簡略化されたボリュームだとやっぱり判断ができない、というのが僕ら夫婦の見解だった。そのため、実費を払って、両方とも1ヶ月分受講してみることにした。年度始めの特例として、両社とも最初の1ヶ月だけで退会することが可能だったからだ。

結局、我が家は相当悩んだ結果、「こどもちゃれんじ」を選んだ。このサービスを提供しているベネッセの商売っ気の強さは僕の好みではないのだが、コンテンツが豊富にあるという安心感から選んだ。あまのじゃくな性格の僕は、しまじろうがトレードマークのサービスを受けることはないだろう、と思っていた。しかしまさか、しまじろうのお世話になるとは。

(2023.03.29)

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