
神社のお祭りに家族ででかけた。
境内には屋台が立ち並ぶ。いろいろな料理が売られていたり、娯楽が提供されていて、見ていて面白い。
弊息子タケは見慣れない光景にちょっと驚いた様子だったが、「スーパーボールすくい」の屋台の前でピタッと動きをとめ、水の中に大量に入れられた色とりどりのスーパーボールに目が釘付けになっていた。
2歳の彼は、まだこれが「お金を払って、その対価として遊べるもの」という概念がない。だから「スーパーボールが欲しい」とも「やりたい」とも言わず、ただただじっと見ていた。
それを見て、僕ら夫婦はちょっと焦った。ああ、ついに彼も世の中一般的な子どもと同じく、物欲が出始めたぞ、と。
あと数ヶ月もすれば、泣き叫びながら「欲しい!やりたい!家に帰りたくない!」と駄々をこねるようになるのだろう。その状態が、遠い未来ではなくごく直近に発生する予感を僕らは今日の彼の言動から感じ取った。
こういうとき、どこまで子どもの欲望に付き合ってあげればよいのだろうか。まだ僕ら自身、何も考えが整理できていない。「せっかくのお祭りなんだから、1回だけは何か好きなものを買っても良い」ということにするか、それとも全面禁止にするか。そろそろ夫婦間で話し合いを始めないといけない時期になってきた。
(2023.05.20)
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