
今日の夕ご飯は唐揚げだ。
揚げ物をするときは後片付けの手間も考えて、一度にたくさん作る。僕が唐揚げをとても好むこともあって、今回は800グラムの鶏もも肉を唐揚げにした。
僕がキッチンで鶏肉を揚げている最中から、弊息子タケがソワソワしている。バチバチと油が音を立てているのが気になるようだ。
きつね色に揚がった唐揚げがダイニングテーブルに置かれると、椅子によじ登り、「食べたいよぅ」と言い出した。
「まだダメだよ、ご飯はもうちょっと後だよ」「お母さんが帰ってくるまでご飯は食べないよ」と言っても、繰り返し「食べたいよぅ」と言い、ベソをかく。ダイニングテーブルに突っ伏して、「ううう」と唸っている。
「タッチしたい」とも言う。せめて食べられないなら、タッチして気持ちを紛らわせたいのだろうか。
「タッチ、ダメだよ。アッチィよ」と制止する。
ここまで食べることを熱望されるというのは、料理を作った立場としては嬉しい。でも、肉ばっかり好まないで、もっと野菜も食べて欲しい。僕が作る野菜料理で、「食べたいよぅ」と彼に言わせたい。もっと僕の料理の腕を上げなければ。
(2023.06.21)
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