野菜をなんとかして食べさせたい

リンガーハットに行き、「野菜たっぷりちゃんぽん」を弊息子タケに与える。

彼は麺とスープは食べる。あと、肉も。しかし野菜は食べようとしない。

彼が偏食だとは思ったことがないが、ここ最近彼の食の好みがずいぶんとはっきりしてきた。ポトフのように煮込まれた野菜なら食べるのだけど、炒めものの野菜は食べない。細かく刻んでもだめだ。

昔は、「歯がまだ生え揃っていないから、繊維質のものは咀嚼がしづらいんだろうな」と見守っていた。しかしいい加減今となっては、食べられないわけがない。単に彼がもぐもぐするのを面倒がっているだけだ。

さあどうやって彼に野菜を食べさせようか。悩ましい。

いしは、「全部野菜を細かくして、ハンバーグの具にすればいい」という。でも僕はそれにあまり乗り気ではない。タケに野菜の栄養を摂取させるのが目的ではなく、野菜そのものを噛む、飲み込むということが僕の願いだからだ。

「野菜たっぷりちゃんぽん」なんて、スープが野菜に染み込んでいるので美味しいと思う。でもだめだった。野菜!という先入観で、彼はもう手を出そうとしない。面白いもので、小さい子どもというのは大人以上に保守的であり、先入観で食わず嫌いをする生き物だ。

最近は、彼が野菜を相当選り好みすることと、食物アレルギーがあることから僕の自炊意欲が随分衰えてしまった。唐揚げとかハンバーグとかを出していれば子どもは単純に喜び、手間暇かけた野菜料理を出せば彼は食べない。まだ1年ほど前のほうが、大人も子どもも同じものを食べることができた。今だと、子どもの食の好みとアレルギーに親が合わせると、アドリブで料理を作ったり食材を買ってきたりということができない状態になった。

彼が好む野菜料理があるから、といってその料理に頼るわけにはいかない。同じ料理を出すと、彼が飽きてしまうからだ。飽きた料理は、もう口にしなくなる。いっとき、カンタン酢で浅漬けにしたきゅうりを彼は偏愛していたけど、あまりに食べすぎたせいで今では見向きもしなくなってしまった。なので、今後彼における野菜を食べる何らかの必勝パターンが発見されたとしても、それを多用しないように、出し惜しみしていかなければならない。

(2023.07.17)

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