12ひきめのねこになる

弊息子タケの3歳の誕生日をお祝いするために、服を買った。

すでに親戚からお下がりの服をたくさん持っているのだけれど、今回誕生日を機会に買ったのは絵本「11ぴきのねこ」のイラストがあしらわれたパーカーだ。

彼が11ぴきのねこの絵本を好んで読むから、というのが最大の理由だけれど、こういう大胆な「子供向けデザインの服」を実際に弊息子タケが着るのは今のうちだから、親の眼福としてタケに着せようと考えたからだ。

「眼福」という言葉について、以前の僕は文章にしたことがある。タケがまだ0歳の頃だ。

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このときは、正直言っていまいちピンと来ていなかった。わかったつもりになっていたけど、実際はわかっていなかったと思う。というのも、赤ちゃんには何を着せてもかわいいからだ。

しかし、そろそろ子どもが3歳近くになってくると、彼自身に自我が芽生えて自己主張をしてくるし、体型が成人に近いものになってくる。そこでようやく、親である僕らは「今目の前にいるかわいい子ども、というのは有限の存在であっていつまでも続くものではない」ことに気がつく。かわいい服を着せるなら、もうそろそろ限界かもしれない。

そこで買ったのが、「11ぴきのねこ」のパーカーだった。

著:馬場 のぼる
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僕らが予想したとおり、彼はこの服を至って気に入り、屋内でもパーカーのフードを被ってウロウロ歩き回っていた。ふだんは、フードがある服は邪魔に感じるらしく、手で払いのけるのに。

(2023.03.08)

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