お手伝い、頼めばあれこれやってくれるのだけれど

アスパラガスが大量に手に入ったので、アスパラガスの豚肉巻きを作ることにした。

弊息子タケに手伝ってくれるか?と聞いたら、「やる!」と言う。

あらかじめ僕が切っておいたアスパラガスに、豚バラ肉を巻き付けて爪楊枝を突き刺す作業を彼にお願いした。

グッと力を入れて巻かないと、豚肉がユルユルになってしまう。しかしグッと肉を引っ張ると、肉は伸びるし手が脂でベタベタしてくる。こういう作業はイヤがるかな?と思ったが、最後まで彼は楽しそうにやっていた。

これに限らず、お掃除や調理といった家事全般、彼にお手伝いをお願いすると喜んで手伝ってくれる。「新しい遊び」だと彼は理解するからだ。

この調子で、さまざまな家事を彼の日常に組み込み、掃除洗濯炊事全般が当たり前のようにできるように育つといいな・・・と思う。今、僕ら親がしっかりと彼に向き合えば、それはできないことではないような気がする。

でも、残念ながらそういうベクトルには向かわないだろう。僕ら親は忙しいからだ。たどたどしい彼のペースにあわせて、家事をお手伝いしてもらっていたのでは全然作業がはかどらない。なので、大人たちだけでどんどん家事をやっていくことになる。

ああ惜しいな、子どもの可能性がここにはあるのにな、と思いつつ、子どもにタスクを渡せていない。そこには残念な気持ちがいっぱいだ。

遠くないうちに、3歳児のタケは一人遊びが上手になるだろう。そして自分の遊びに没頭するようになり、親から「ちょっとこれ手伝って」と声をかけられても、「やだ」というようになるのだろう。

できるだけ家事を手伝う子どもに育ってほしい。理想としては、家事をエンジョイしているので、自発的に手伝ってくれるというシチュエーションだ。でもそんな都合の良いことは実現しないか。

我が子が手伝ってくれたアスパラガスの豚ばら肉巻は、とても美味しかった。家族3人であっという間に食べきった。

(2024.06.15)

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