落ち葉だけで遊べるんじゃないか

落ち葉がびっしり落ちている、森の道を歩く弊息子タケ。

彼は大喜びで、「どんぐり、落ちていないかなー」とガサガサ落ち葉を蹴飛ばし、いろいろな種類のどんぐりを見つけてはどれを持ち帰るか吟味していた。

彼はしきりに、「どんぐりころちゃん、頭はとんがって、お知りはぺっちゃんこ、どんぐりはちくりしょ」と歌っている。保育園で習った歌らしい。

聞いたことがない歌だ。彼いわく、「どんぐりはちくりしょ」のところは早口で歌い、早く歌った方が勝ちなのだという。なんだなんだ、早口言葉なのか?

ネットで調べてみたら、「どんぐりはちくりしょ」と歌ったあと、「ぽーん」と言うやり方があるらしい。なので、僕が「どんぐりはちくりしょ、ぽーん」と言うと、タケは決まってすかさず「ぽーんって言わないよ!」と否定する。自分が習ったやり方と違うやり方をされるのが嫌らしい。

それはともかく、彼は本当に嬉しそうに、生き生きとこの落ち葉だけの森の道を歩いて満喫していた。それを見て思った。彼には滑り台やブランコといった公園の遊具はいらないのではないか、と。どこか自然の中に解き放って、「放牧」しておくだけで大満足なのではないか、と。

まわりにビルだらけの都会ぐらしなので、こういう「本来なら当たり前の自然環境」が近所にない。公園はあっても、人工的な植樹しかない。

「放牧」というキーワードは、僕ら夫婦ともに「そうだね」と思っているところだ。僕が休みの日の予定をギチギチに詰めたがる性格のため、なかなか放牧が実現できていないが、これからは極力数時間とか半日といった時間で、「放牧」をしたいと思っている。

(2024.11.24)

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