七草粥がサグカレーに?息子の描いた「七草らーめん」という謎の飛躍

正月気分もすっかり抜け落ち、胃袋を労わる儀式「七草粥」の時間がやってきた。

無病息災を願い、淡々とお粥を啜る。

そんな季節の行事を、弊息子タケが絵に描き残してくれたのだが・・・。

出来上がった作品を見て、僕は思わず「おう」と声が出た。

タケが描いた七草粥(?)の絵

なんだ、この禍々しい緑色の液体は。

どうやら「草」という言葉の響きに、全意識を根こそぎ持っていかれたらしい。

お椀の中が、深緑に染まっている。

これでは七草粥というより、インド料理屋で出てくる「サグカレー」の類だ。

しかも、その緑の沼には白い謎の物体が浮いている。

お粥の粒を表現したかったのか、それともお月見の「ぜんざい」と記憶の回路が混線したのか。

まあ、子供にとって「白いお粥」という、実体の掴みどころがない食べ物を描くのは相当な難事だろう。

画用紙の白さに負けてしまうし、何より「映えない」からな。

だが、驚きはそれだけでは終わらなかった。

隣に描かれた、もう一回り小さなお椀。

よく見ると、そこには力強い筆致でこう書かれている。

「らーめん」

・・・らーめん?

我が家の食卓に「七草ラーメン」なるアバンギャルドなメニューは登場していない。なぜここで唐突にラーメンが召喚されたのか、全くもって謎だ。

「お椀に入った食べ物」というカテゴリからの、強引な連想ゲームの結果だろうか。

それならば、彼が愛してやまない「牛丼」が出てきてもおかしくないはずなのだが。

[19:10]
幼児、特に男の子という生き物の発想の飛躍には、いつも感心させられる。

この「予定調和の破壊」こそが、彼らという個体の真骨頂なのだろう。

もっとも、そのせいで「すぐ気が散る」「よそ見をする」「100回言っても覚えようとしない」という仕様が遺憾なく発揮され、親に怒られる回数がマッハで増えていくわけだが。

とりあえず、来年の七草は「ラーメン味」にするべきか、僕は真剣に悩み始めている。

(2026.01.07)

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