ぜいたくは命がけ

研修のため一泊で某所へ。

接待的意味あいがある研修だったため、これまで食べた旅館料理の中で一番ぜいたくと思われるお膳が、夕食に供された。なんと、お膳の上には固形燃料を使ったあつあつ料理が3品も。しかもそのうちの一つは、あわびの地獄焼き(生きたままのあわびを、下から炙ってあわびが悶絶するという食べ方)。

すげぇ、と思ったが、大広間に居並ぶ関係者が一斉に固形燃料に火をつけたため、室内は大変な事に。100名以上はその場にいたとおもうので、最低でも100人×3個=300個の固形燃料が一斉に火を噴いたことになる。

立ち上る熱気が尋常じゃないし、それ以前に一酸化炭素中毒になりそうだ。そのため、みんな酸欠でハアハア言い出す始末。慌てて仲居さんが廊下に通じるふすまを開けて事なきを得たが、あともう少しで「食中毒ならぬ一酸化炭素中毒」でバタバタとみんな倒れるところだった。

こんな光景を目の当たりにする機会は二度とないだろう。

(2009.10.23)

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