あるお店で特売商品として売られていたスナック。
「ロングチップス」という名前らしい。79円だったと思う。
子供の頃からジャガイモを使ったスナック菓子が大好きで、小学校の頃は「テストの点数が良ければ、ご褒美として『ポテトチップスコンソメパンチ味』が1袋支給された」ものだ。僕が学力を鍛えたのは、ポテチ目当てだったといっても過言ではない。
さてこのロングチップス、どうやら見た目は短冊形をしているらしい。ありそうでない、デザイン。しかも、ベーコン味。これもありそうでない。
パッケージに描かれている女性が、やたらとパンチの効いた顔をしている。
「あっ」というような顔をしてこっちを振り向いている顔。
「食ったるぞ、うわあああ」と野獣系の顔。
ここまで気合い入ってると、食べる側としても身構えないと。
ジャパニーズトラディショナルスナックである「うまい棒」なんて、ドラえもんもどきの謎のキャラが謎の表情を浮かべている程度だもんなぁ。あとはガリガリ君が大口開けている程度か。
まあ、ガリガリ君の顔は、外国の人から見ると怖いかもしれん。それとどっこいどっこいか。
それにしてもこれは大人向けのスナックなんだろうか?子供向けにしては、やたらとアダルト感が漂う。
原産国:ラトビア!
ビックリだ、バルト三国はなかなか日本では馴染みがない国だけど、そんな国のスナックをわざわざ輸入しているとは。でも確かに、日本でこういうスナックってありそうでないよな。
で、取り出してみたロングチップス。
たらの珍味だかなんだかで、こういう薄い短冊状のものがあったような気がするけど、そんな感じ。
手にするとこんな感じ。
たまたま写真写りが悪くて、不機嫌そうな顔をしているけど、決して怒っているわけではない。ただ、「ほほー」と珍しく鑑賞し、目で楽しんだ後舌で楽しんだ。
味は、日本のジャガイモを使ったスナックのほうがおいしいと思うが、こういう「板状のぱりっとした食感のポテトチップ」というのは珍しかったし楽しかった。なぜこれが日本にないのか、不思議だ。ポテトフレークを成型してチップスにしたものは、「チップスター」や「プリングルス」が有名だけど、どれも丸い形だ。ジャガイモ薄切りをそのまま揚げたタイプのポテトチップに敬意を表しているのかもしれない。でも、あえてこうやって形を全く変えてみるというのも良いもんだ、と思った。
79円だし、また機会があったら買ってみたい。
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