75円のノンアルコールビール

見慣れないノンアルコールビール

お酒をやめて早4年。アルコールに対する渇望は特にないが、最近はノンアルコールビールの消費量が増えてきている。

家に炭酸水製造器「sodastream」があって、好きな時に炭酸がガツンときいた水を作る事ができる。しかし、いかんせん泡が大粒で、「まろやかできめ細やかな泡」が欲しい場合、ノンアルコールビールしか選択肢がない。

数年前頃は、まだまだノンアルコールビールはイロモノ的な扱いだったと思う。取り扱っているお店はさほど多くなかったし、店頭に置いてある種類も少なかった。しかし今や、すっかり市民権を得てお買い求め安くなった。ありがたいことだ。

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ただし、ありがたくないのはその値段だ。ビールほど過当競争が展開されていないのか、「ジュースの仲間」だと思えばまだまだお高い。

僕の近所のスーパーだと、350ml缶で100円。500ml缶で140円だ。

普段使いにしたいので、もう少し安いとありがたいのだが。酒税がかかっているわけでもないのだから。

そんな中、「肉のハナマサ」で発見したのがこの見慣れないノンアルコールビール。「Brugbrau」という名前らしい。見たことも、聞いたこともない。ブルグブロイ、と読むのだろうか。

酒税とかノンアルコールとかでシノギを削っていない外国では、「発泡酒」とか「ノンアルコールビール」でうまいものに出会ったためしがない。日本は、例のごとくビールにおいてもガラパゴスな戦いを日々行っており、狭い世界においては非常にクオリティが高い。第三のビールしかり、そしてノンアルコールビールもしかり、だ。

そんなわけで、ドイツ製とおぼしきこの「ビールテイスト飲料」には全く魅力は感じなかった。しかしこうやってお買い求め遊ばしたのは、とにもかくにも、お値段が75円(税別)だったということに尽きる。スーパーで国産のノンアルコールビールを買うのと比べると、半額近い。これは素晴らしい。さすが肉のハナマサ。

成分などを確認

「肉のハナマサ」と「業務スーパー」は、値段に釣られて買ってみて、「釣られ損」と「釣られ得」がはっきりするお店だ。お得なものも多いけど、口にあわないものもあるので注意。とはいえ、虎穴に入らずんば虎児を得ず、ってことで。75円を清水の舞台から飛び降りた気持ちで。

プシュ、ごきゅ。

おおう、なんだこれは。ええと、確かにビールテイスト飲料といえるけど、なんか重たい。この味は知ってるぞ。ああ!ビール工場見学をした際に、発酵前の「麦汁(ばくじゅう)」を飲ませてもらったときの味だ。炭酸が入った麦汁。そのまんまって感じだった。

うまいか、と言われると、おいしくはない。缶の記載を見ると、やはり原産国はドイツだった。麦のうまみを重視するドイツのビールを模範にすれば、そりゃあこういう味もありなのかもしれない。でも、スーパードゥラァァァァイ!がもてはやされる日本において、この甘みさえ感じる麦汁サイダーはもったりして、爽快感に乏しい。

こればっかりは意見が分かれるところだろう。「サントリー・オールフリー」なんて水っぽくて飲めないよ!と憤っている人からしたら、これくらい濃いほうが好みだと思う。しかし、もっぱら「アサヒ・ドライゼロ」を愛飲している僕からしたら、もっとガツンとしていて欲しい。

75円で500mlというのは大変に魅力。しかし案の定人を選ぶ飲み物だった、ということ。

あっ、今気がついた!

輸入者が「神戸物産」って書いてある。つまり、みんな大好き「業務スーパー」を運営している会社だ!なんと、神戸物産の品をハナマサでも扱っているのだな、という点で新たな発見だった。

(2017.03.01)

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