最近、ネットを賑わせている、スーパー「ライフ」のPB商品「そのままの牛乳」を買ってみた。
900mlで、お値段299円(税別)。
スーパーで売る牛乳としてはかなり高い。牧場や観光地で売っている牛乳と比べればまだ安いけれど。
瓶に入っているから高いというのもあるけど、ノンホモライズドで低温殺菌だから高くて当然だ。
「ほっとくと幕が張るほど濃厚」というのが売りらしい。
普段、1リットル158円の牛乳を飲んでいる自分からしたら、今更少々良い牛乳を飲んだって、どれもがうまいに決まっている。だから、299円なんていう倍額に近いものをわざわざ飲まなくっても・・・と思いつつ、買ってみた。
しかも、「すっげーうまかったときに、『しまった、もっと確保しておけばよかった』とならないように2本」も買った。消費期限が非常に短い商品なのに。
で、ワクワクしながら飲んでみた。
ああ、なるほど。もぐもぐ。
思わず、口をムグムグと動かしてしまうような濃さ。そうだ、牧場で飲んだ牛乳だ。
母親から
「牧場の牛乳は噛んで飲みなさい、そうしないとおなかを壊すわよ」
と言われながら飲んだ、あれだ。
ねっとりとしているわけではないので飲みやすいんだけど、さらりと濃厚。矛盾した表現だけど、そんな感じ。これまで飲んできた牛乳がいかに素っ気なかったか、と過去に思いを馳せてしまう。そんな牛乳。
いや、さすがにこの牛乳を常用しようとは思わない。それはよくない。貴族の生活を平民がするべきじゃない。とはいえ、たまに飲むとほっこりしていい。頑張った日のご褒美として、こういうのを買って帰るのもいいと思う。超高級牛乳ではないわけだし、これくらいの贅沢はたまには許されるだろう。
(2017.04.09)
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