小岩に自家焙煎コーヒー豆のお店があるというので行ってみた。
喫茶店が、豆の小売りもやってますよというお店なのだと思ったら、自家焙煎専門の本格的なお店だった。
店の外までコーヒーを焙煎する香ばしい臭いがする。
店内はさながら町工場。一度に大量に焙煎できる焙煎機の他に、少量を焙煎できる小さな焙煎機もいくつも並ぶ。
豆を煎っている時は、ガラガラと豆が回転する音がするので、結構騒がしい。
何か気の利いたものがあったらその場で買って帰ろう、と思って様子をうかがってみたのだが、このお店は生豆しか置いていなかった。 注文してから焙煎をするのだという。
所要時間は30分~。
待つのは面倒なので、何か既に焙煎済みですぐに持ち帰れるものはないのか、と思ったがそんなものはない。
お店の人とあれこれコーヒーの好みとか煎れ方とか相談し、なんやかやで一つ焙煎してもらうことにした。
コスタリカ・ドカをシティローストで。
コーヒー豆は生鮮食料品にたとえられるほど、鮮度が重要なものだという。 だから、こんな面倒な事をやっているわけだが、かといって焙煎したては味が慣れていない。 2-3日おいたあたりから味がピークになるというので、ちょっとだけ馴染ませてから楽しもうと思う。
ちなみにこのお店では、「ジャコウネコのふんから採取したコーヒー豆」であるコピ・ルアクも取り扱っていた。 100グラムで5,000円以上。アホみたいに手間がかかる分、アホみたいに高い。 さすがにこれを飲もうとは全く思わない。 「ジャコウネコは、完熟したコーヒー豆しか食べない上に、豆の本体は消化できずにふんとして排出する」 という特性を利用したものだというけど。
(2014.04.18)
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