食べながら踏ん切りがついた

ワイルドステーキ450gが1,990円のキャンペーンをやっていたので、久々に「いきなり!ステーキ」に行ってきた。

これでもずいぶん値引いていて、お店としては精一杯頑張っていると思う。なにせ、2022年夏時点で、ワイルドステーキ450gは2,420円だからだ。それでも、1,990円という値段は「はいそうですか」と出せるものではない。

昨今の資源高・円安の影響で経営は大変だと思う。頑張ってほしい・・・と心底願うが、300gのワイルドステーキが1,804円で、ライスなどのセットをつけるともっと高くなることを考えると厳しい。それだけのお金を払うにしては、店内のインテリアがチープでゆったりできないし。

今回食べたワイルドステーキは、肉にくさみがあり、硬かった。

これまでも「ワイルドステーキは硬い」という話は何度も聞いていた。でも僕自身は、幸運にも「そこまで硬いとは思わないけどな?これくらいなら許容範囲」という肉ばかり引き当ててきた。しかし今回はさすがに硬く、食べるのにとても苦労した。

なので、食べ終わったときに「ああ、もうこのお店は卒業でいいな・・・」という考えになった。

今後円高になろうが、資源高が落ち着こうが、昔のように「気軽に、いきなり」ステーキを食べられるお店に戻るのは無理だろう。お店の経営が下手というわけじゃない、時代がそうなってきているからだ。そして、僕自身がこういう価格帯の食事に追随できない懐事情になってきているのも事実だ。物価高に給料が追いついていない。

まだ僕の生活全般は茹でガエルだ。遠くない将来、「アチッ!あっ、これはやばい!」と熱湯に気づく機会があちこちで出てくるのだろう。そんなとき、自分は冷たい水に飛び込めるのかどうか、若干不安だ。

こういうとき、東京に住んでいるとすべてがコスト高なので大変だ。周囲を見渡すと、ランチで1,000円以下の食事を食べようとするとちょっとお店を探す必要があるレベルのお店ばかりだ。スーパーに並ぶ食料品も、他の地域よりも高い。つくづく、東京というのは「10代20代に住む場所」という気がする。東京の文化、消費、交通の便の良さを若気の至りで満喫できる。

で、30代以降は東京周辺の県にセットバックしたほうが充実した生活が送れると思う。

(2022.07.28)

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