ホットクックで作るチリコンカン

僕に限った話じゃないが、料理の経験がある程度蓄積していて外食もそこそこ食べてきた人ならばレシピをあまり見なくなる。

本やwebのレシピというのは、あくまでも料理を作るための「ヒント」だ。ああなるほど、こういう料理なんだね、ふーん、だいたいこういうレシピか、と斜め読みする程度だ。

レシピを熟読し、はかりや匙できっちり調味料を計測するということは全くやらない。

その悪い癖はお菓子作りでも発揮され、本来なら1グラム単位で正確に材料を管理しなければならないお菓子でさえ、目分量で作ってしまう。で、当然味は「悪くないけど、良くもない」ものができる。

我が家でチリコンカン(ポークチリビーンズ)を作るとき、量の基準となるのは「大豆水煮を1パック入れるか、それとも2パック入れるか」ということだ。

スーパーで買ってくる大豆水煮パック次第。

スーパーによって売っている大豆水煮パックのサイズは違う。なので、毎回量はブレる。ちなみに水煮缶は買わない。空き缶が邪魔だからだ。

大豆水煮を2パック、鍋に入れてみる。それをじっと眺め、うーん、じゃあひき肉はこれくらい入れてみようか、と見た目重視で適当にひき肉を入れる。なんとなくそれっぽくなったところで、玉ねぎとか他の食材を入れる。

一番割を食うのが、スープのベースとなるトマト缶だ。トマト缶は1缶のものを2缶にする気にはあまりなれないので(こういうところだけ何故かけちくさい)、あとは水の量とコンソメの量で味付けをコントロールする。その結果、具が多いわりにトマト風味が薄い、そんなチリコンカンが出来たりもする。

でも、最後に塩コショウの加減さえ間違えなければ、ちゃんと美味しい一品ができる。それがチリコンカンの素晴らしいところだ。あ、チリコンカンにするためにはチリパウダーを目分量でドバーとかけるのが味付けのコツ。

(2022.12.12)

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