ガストに行った。
家族三人でガストに行くのは、たぶん初めてだ。
「ファミリーレストラン」とは言うものの、僕らファミリーはほとんどファミレスを使わない。外食するなら、もうちょっと違ったお店に行くことが多い。
なんで僕らはファミレスと縁が薄いのだろう?と考えてみたら、都心に近いところに住んでいるせいでそもそも近所にファミレスが少ないからだった。車を持っていないこともあって、ロードサイドによくあるお店には案外縁遠い。
たとえば回転寿司というのも、殆ど行かない。最近でこそ、駅前一等地にも回転寿司屋ができるようになったが、ちょっと前までは幹線道路沿いに回転寿司屋って多かったものだ。
そんなわけで、久し振りにガストにやってきて、驚いた。あれっ、案外料金が高いんだな、と。
僕が学生時代は、ガストを頻繁に使っていたものだ。夜遅くバイトが終わったら、バイト仲間とガストに行って、そこでソフトドリンクバーと何かのメシを頼み、夜中の2時3時まで過ごしていた思い出があるからだ。当時のバイトの時給は700円。そんな僕でさえ利用できるお店がガストだった。
しかし、時代は流れ、さすがのガストも値段が上がっていったらしい。そして何よりも、僕自身が「外食するなら、せめてこれくらいのものは食べたい」と考える食べ物のレベルが上がってしまったのだろう。
昔はちょっとした料理でも満足できていたのに、舌が肥えたのか、腹が肥えたのか、「ちょっとした料理」では満足できなくなってしまった。お陰で、1,000円を越えるお値段を払うことになった。
一緒にご飯を食べたいしも同じ感想で、「高くなったなぁー」とボヤいていた。
ガストに罪はない。
たぶん、独り身のときと今では状況が違う。なにせ、支払いの際は子どもの分を含めて3人分のお金がかかる。なので、3人分、あわせて3,000円くらいのお金をお店に支払う。なので、「うお、ガストなのにこの値段!?」とびっくりしてしまう。
子どもが3歳になったことを機に、我々は飲食店に入ったら基本的に子どもも頭数に入れ、子どもの分も何かしらの注文をするようにした。親の料理をシェアすれば事足りる場合もあるのだけど、お店の商売を考えるともう子どもの分もお店にお金を払わないと。その結果、支払額がドスンと増えることになり、僕らはビビっている真っ最中。
そんな僕がこの日食べたのは「大人のお子さまランチプレート」。ガストにしては高いなぁ、と思いつつも、でもこれだけ品数が多くて手間暇かかる料理なんだし、そりゃ1,000円はするよね、と納得もする。
(2024.06.15)
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