サッカー日本代表として有名だった中田英寿の名前を冠した展覧会。
彼はサッカー引退後、一体何をやってる人なのかよくわからない。なのである種の胡散臭さを感じさせるのだが、実際はこんなクリエイティブな事をやっていたとは。
しかし、展覧会名に「中田英寿」を使うことで目立つ反面、ぎゃくにミーハーな印象を与えてしまう気がするのだけどどうなんだろう。
展示内容は、日本の伝統工芸(竹や和紙などを使った工芸)を、いろいろな人がコラボして独自解釈して「今風に作る」ことをやった作品が並ぶ。
放送作家、建築家、音楽プロデューサー、グラフィックデザイナー・・・。それらが共同で頭をひねり、実際の制作は伝統工芸のプロが担う。とても意欲的な取り組みで面白いと思う。
ただし、奇をてらった展示方法だったせいもあって、作品名や出展者名がとても見辛かった。
面白い内容なので、いずれ規模を拡大させ、国立新美術館あたりでガツンとやって欲しいものだ。
(2016.04.30)
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