印傳博物館

印傳博物館

印傳(いんでん)屋上原勇七、というお店の二階部分が印傳に関する展示説明用のスペースになっていた。

そもそも「印傳」って何だ。聞いたことがない概念だ。

そんなことさえわからずに現地を訪れている自分に苦笑してしまうが、おかげでまた一つ知識が増えた。

印傳博物館

鹿革に型取りした漆を塗って盛り上げ、繊細な模様を鹿革表面に付けた工芸品だ。バッグや財布としての用途が多いようだけど、他にもいろいろな製品がある。

ぱっと見た目、南部鉄瓶の表面のギザギザみたいだ、と思ったが、その凹凸全てが漆を塗ってできたものだということを知り、ぎょっとする。すごい技術だ。どうやら、ムラなくきれいに模様を出す技法は、一子相伝らしい。

こういうものを一つ、身につけていたらピリッと引き締まった雰囲気になるだろうなあ・・・と思ったが、鹿革製品ということにあまりに免疫がなく、急に何か欲しいという気持ちにもなれず購入はスルー。

(2019.02.08)

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