編集後記2014年06月28日

リニューアル作業のほうは、ダラダラと進めているところ。

現在、「思考回路のリボ払い」を移植している最中だけど、文章が痛々しいな。若気の至り、というのがすごい。でもこの手の稚拙な文章でもなんとなく許された、というのが十数年前のネット環境だったのだろう。それを思えば、ここ10年でのネットカルチャーの勃興というのは目を見張るものがある。明らかにクオリティが上がった。今、どこを探しても、「思考回路のリボ払い」で書き散らしていたような稚拙な文章を見つけられない。その程度の文章では許されないくらい、質が上がったということだ。ネットに情報が充満し、ネット書き手は事前にいろいろ情報収集をするようになったからだと思う。

やはり、ブログという形態が発生したのはネットの裾野を広げる上で大きく貢献したと思う。アワレみ隊OnTheWebはブログが流行る前から始まっているので、「ブログ流行前」の文章というのはかなり幼稚だ。

「思考回路のリボ払い」や「喰い地獄の狭間にて」コーナーの文章は、2000年-2002年頃に書かれたものがとても多い。だから、リニューアル作業を始めた当初は「イテテテ」と自分の浅はかさに苦悶した。しかし、続けているうちに、慣れてきた。というか、当時の「空気感」を眺めるという点で面白くなってきた。2014年現在においては駄文に過ぎない内容だけど、そういう「駄文」が書かれたという時代、というのを俯瞰するという点においては面白いのかな、と思う。

ちなみに、当時流行った「テキストサイト」の影響をこの頃の僕の文章は少し受けている。今の若い人は、「テキストサイト」なんて何のことかわからないと思うけど、「侍魂」というサイトを中心にとても盛り上がった時代だった。

やたらと改行したり、フォントサイズや色をいじったり。文章の「見た目」で面白さを演出する技法が当時は流行ったものだ。今じゃ「うざい」と思われるやり方だけど。

今回、サイトリニューアルに際して、そういうフォントいじり系のものは全部やめた。忠実に当時の形を新サイトで再現しようとすると、いろいろHTMLに加筆しなくちゃいけなくて面倒だからだ。やってらんねぇ。

ちなみに、サイトリニューアルにかこつけて、過去の誤字脱字や文章の読みづらさを全部校正するつもりだったが、これも面倒だからやめた。最初はやっていたんだけど、きりがないことが判明したからだ。過去の文章は過去の文章として、後から手直しを加えないほうがいい、という結論にした。

記事のコーナー間移動は時々やっている。たとえば、「思考回路のリボ払い」にあった「徹夜でゲットだ縁結び」は「へべれけ紀行」に移動した。長年サイトを運営していると、記事をどこに置くのが一番良いのか自分でもわからなくなってくることがある。そういうのを今回、是正するつもりだ。

でも、「レインボーブリッジを歩いて渡ろう」は「思考回路」のままだったり、判断が難しい。何でもかんでも「へべれけ」にぶち込んだら、「へべれけ」が混乱する。一泊以上のお出かけを「へべれけ」にしよう、と決めると、じゃあ日帰りの登山は「へべれけ」じゃないの?ってことになるし、訳がわからん。もうブログ形式になったことだし、あんまり「コーナー」って概念を引きずらないほうがいいのかもしれない。

さて、明日から気持ちを入れ替えて全く違う趣旨の連載をすることに決めた。「俺の引越し2013」。昨年冬、僕が10年ぶりの引越しをした際の物件選びについて書こうと思う。

既に書き始めているのだけど、とてもやりづらくて四苦八苦している。物件内見をした際に写真をたくさん撮ったので、「最近の物件ってのはこんな感じなんですよ」と気楽に連載ができると思っていた。しかし、実際は「どこまで書いていいのか」がよくわからず、困っている有様。

具体的な物件の場所なんて書けないし、不動産屋の話も書きづらい。また、僕が引越しにいたった経緯とかも、あんまりこと細かく書くのはどうなんだろう?とさじ加減がわからない。

面白い連載になるかと思っていたけど、いざ書き始めてみるとあんまり面白くない内容になるのかもしれない。