編集後記2024年10月期

移りゆくレースのフォーマット、移りゆく家族3人旅【のっとれ!松代城2024】

連載終了。レースそのものより、ランタンを打ち上げたり魚沼の里に行ったり、という家族旅行に話の主眼が向かった内容となった。

レースは、規模も内容も縮小していて、あまり語るべきことがなかった。むしろ、レースの障害物が簡略化されてしまい、面白みに欠内容だったとさえ言える。

参加者は2023年が226名だったので、それよりは増えている。しかし、最後の抽選会の景品にしろ、レースの醍醐味にしろ、ちょっと迫力不足になっているのが心配だ。

心配なのは、主催者側のことではない。それは余計なお世話だ。僕ら家族の、このレースに参加するモチベーションだ。このままの状態だと、レースに参加し続けるのはなかなかむつかしい。それが悩ましいところだ。

幸い、子どもがまだ小さいこともあり、「雪と戯れさせる」ということが主目的になっていて3月に新潟に行く理由がある。ただ、レース単体で見ると、参加費はかなり高額だし、厳しいなあ、という印象だ。しかも、日本全体の人手不足の影響もあって、どこも宿は高額だし空き部屋が少ないし。

【10月10日はお好み焼の日】両国駅のホームでお好み焼きをジュージュー焼く。【お好み焼道場「オタフク部屋」】

取材陣としてお招きを受けた「オタフク部屋」の記事。

このイベントが一般公開され、予約受け付け開始になるやいなや、全日程全時間帯があっという間に予約で埋まってしまった。本当に東京の人はイベントに貪欲だ。

イベントを消費し、そしてすぐに忘れ去っていく。

たぶん、広告宣伝を目的としてイベントを打つ場合、参加者にはイベント後に継続して情報提供をしていかないと駄目だと思う。1回のイベントごときでは、すぐに忘れられる。残酷なくらいに。

ちなみに僕は5月に同じ両国駅で味の素の餃子イベントに参加している。そのときは家族揃って餃子素晴らしい!味の素最高!と思ったものだ。でも、その後一回も餃子を家で焼いていないし、味の素の売上に寄与していない。味の素に対する尊敬の念は相変わらず持っているのだが、それと購買行動が紐づくかどうかは別の話だ。

もう、今の御時世、何もかもがトゥーマッチなんだ。モノもコトも多すぎだ。もっと少なくても人間は不満なく行きていくるはずなのに、あらゆるものが飽和しちゃっている。たぶん、今世の中にあるあらゆるサービスが半分以下になっても、人間は幸せに生きていけるんじゃないか?とさえ思う。

そんなことを思った「オタフク部屋」だった。オタフクソースという会社にシンパシーを抱いているからこそ、「これもまたすぐに忘却されるんだろうな」と思うと申し訳なくって。

なお、オタフクからはこのイベント後、特に何もアクションはなかった。さすがに僕を招待した以上、効果測定のためにPR会社はこのサイトをチェックしている筈だけど・・・何も言われなかった。いいのかな、こんな記事を公開していて。もし問題なければ、また別の機会に呼んでください。

アワレみ隊:歳の差最大47歳、みんなで1日中栗を食べまくる【恵那・中津川栗きんとんめぐり】

【準備中】、という前フリで写真1枚だけ掲載しているページがある。アワレみ隊活動記録のコーナーで。

しぶちょお、ひびさん、おかでん家3名による中津川・恵那界隈の栗きんとん屋さん巡り。10月14日(祝)の1日だけで開催してきた。

このメンツが揃うのは久しぶりで嬉しい。

アワレみ隊、昔はあれだけつるんでいたのに最近はバラバラ・・・という印象があると思う。仲が悪くなったとか疎遠になったとかではなく、単にそれぞれの生活、それぞれの時間軸が揃わなくなってきたからだ。

つくづく思う。友達というのは若いうちに作っておけよ、と。これはマジで。我が子にもこれは嫌と言うほど言い聞かせたい。

若いうち、というのは未分化だ。ES細胞のようなものだ。経歴も、収入も、趣味の幅も、さほど差がない。だから友達になりやすいし、つるんで遊びやすい。

それが歳を重ねるとともに、「忙しい」から始まって、だんだん仲間同士の感性がズレてきはじめる。典型的なのは金銭感覚で、「たまにはメシでも」といっても、「数千円で酔える居酒屋で十分」な人もいれば、「せっかくなら最低でもいいメシは食いたい。5千円以下の店には行きたくない」という人もでてくる。それに、ゴルフが趣味なので週末は時間がない、という人がいたり、健康に気をつけているので20時以降のメシは避けてる、という人もでてくる。極めつけは子育て中の人で、こういう人は付き合いが悪くなる。

これはアワレみ隊メンバーのことを指しているのではなく、一般論としての話だ。

女性同士ならば、もっと女性が得意とする共感力で、分化が進んでいった人同士でも仲良くなれるのかもしれない。でも、男はえてしてそういうのが苦手だ。しかし、「若い頃から一緒の仲間だった」という共通項があれば、まだ話は通じる。というか、結局はそこに依存するしかない。

僕はアワレみ隊という仲間がいて本当に良かったと思っている。みんな境遇がバラバラだけど、なにかあったら集まれる仲間だからだ。年収も家族構成も趣味も住居もてんでバラバラだけど、それでもいざとなれば集まれる、というのは嬉しいことだ。

一方で、職場の仲間っていうのは本当にはかない存在だ。いっときは「戦友」みたいな間柄で仕事終わりに飲み食いしていたような奴でも、異動しました、転職しましたとなると本当に疎遠になる。というか、連絡先がもうわからなくなってしまう。やっぱり、大前提として「同じ仕事をしている」というものがあって、その上で成り立っている仲間意識というのは土台が崩れると持続が難しいようだ。

(2024.10.31)

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