編集後記2025年01月期

0歳児、晩秋の上高地に突入す【中の湯・明神】

快調に連載が進んでいる状況。とはいっても、2021年のできごとなので、今から3年以上前の話だ。

昔のようにネットリと文章を書いていたらきりがない。なので、今度こそ1枚の写真に対して短い文章で解説し、どんどんパラパラ漫画のように話を前に進めていくつもりだ。

そもそも上高地なんて今更珍しい場所ではない。ゆっくりあれこれえ書く必要なんて、ない。

しかも、いざ僕が文章を書く際に写真を見返して、「あれ?」と気になった場所をネット検索で調べ、「後で調べてみると実は◯◯だったらしい。」という伝聞口調で文章を書いていると、ワンパターンな構成になるし、時系列がぐちゃぐちゃの話になる。

物足りないな、もっと補足したいな、と思えるくらいのスピードで文章を書いていったほうが良い、と思っている。

オカ・デウスの更新

弊息子タケが3歳になった時点で、「そろそろこのコーナーはフェードアウト」と予言していたが、まだしぶとく続いている。積極的に続ける気はないのだけど、時々文章にしている。

とはいえ、文章の中身は昔ほど無邪気じゃない。親である僕が、いかに策略的に彼に学びや体験を授けるのか?という、大人の思惑が存分に入った内容になってきた。昔は、子どもの一挙手に新鮮に驚いていたのだけれど。

タケはまもなく4歳になる。この歳になると、そろそろ「他の子と比べてどれくらい成長(社会生活への適応や知性)しているか」が気になってくる。どんどん、親目線がキツくなってくる。

一方の子どもはというと、朝から晩までよく喋る。ミニ大人の領域になってきた。そうなると、喋っている内容が社会性を帯びてきて、だんだんネタにはしづらくなってきた。

なんかアクセス数が多かったらしい

12月に1回、1月に1回、なにやら急激にこのサイトのアクセス数が増えた日がある。

僕はアクセス解析をまったくやらないので、なんでなのか理由がわからないのだけど、何かの記事にアクセスが集まったらしい。

何かのSNSにこのサイトのページのリンクが貼られ、そのSNSからダイレクトに該当ページを見に来たらしい。サイト全体のページのアクセス数が増えたということはない。

このことからもわかるが、昔ながらのブログやwebサイトの構成である、トップページがあって、各メニュー(またはコーナー)があって・・・という階層構造のサイトデザインはもはや死んでいる。そういう構成をもとに、回遊する人なんてのはほぼいなくなった。

人々は、欲しい情報だけをゲットし、そのまま消える。

昔は、「サイトにファンがつく」ということが当たり前だった。昔、といっても20年くらい前の話だけれど。しかし、今はそんな時代じゃなくなった。そもそも、過去記事を遡って読む人自体が減った。世の中に情報が多すぎるから。

このサイトは四半世紀以上にわたる僕の文章と写真が掲載されている。昔の記事なんて、単にAI学習の素材にされているだけの気がする。

今月の◯◯

機動戦士Gundam GQuuuuuuX -Beginnin

「映画館で見た人が、ネタバレにならないようにSNSで発言を控えすぎて、誰もこの映画のことを語ろうとしない。その結果、配給元が『これでは宣伝にならない』としびれを切らし、公式動画でネタバレ含む映像を流した・・という代物。

この映画について喋ろうとしている批評家が、あまりに言葉を選んで、「ここから先はネタバレします!」と宣言するまでほとんど喋ることができないという状況なのを見た。で、興味が湧いたので見てきた。

う、うん・・・なるほど・・・これは確かになにも喋ることができない。喋るために、「喋っても問題なさそうな要素を探す」ということ自体が面倒なレベル。映画の冒頭はどうだったか?という話すらしたくない。気になるなら、ネタバレが耳に入ってくる前に映画館に行け、という内容。

面白かったかどうかも言いたくない。それすらもネタバレなのではないかという心配がある。まいった。

話が変わってこちら。今度は音楽のほう。THE Rootsのライブ映像。ダイジェスト版ではなく1時間以上の長尺なので、BGMにいい。とはいっても、アツいステージパフォーマンスなのでBGMの域を逸脱している。だから、極力音量を下げて視聴している。

このバンドのことはまったく知らない。ヒップホップなのかファンクなのか、ジャンルがよくわからないのだけど、トランペット、サックス、そしてスーザフォンというホーンセクションがいるというのがユニークだ。なぜかトロンボーンがない。

で、このやけに目立つスーザフォン(マーチングバンド用に作られた、体に巻き付く形をした低音金管楽器・チューバのこと)がステージを右へ左へと動き回るので、なんとも華やかだ。ライブ中盤ではキーボード奏者がステージ前にでてきて、ショルダーキーボードでソロ演奏をするというのも楽しい。おっと、気を取られ過ぎだ。BGMになってないぞ。

こういう動画が見られる時代になって本当にありがたいのだが、そりゃあテレビ離れをして当然だと思う。

(2025.02.01)

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