蓄積されていく疲労と制限時間のプレッシャー。それでも絶景は微笑む【恵那山・富士見台高原】
1泊2日の登山記。
登山の前段階としてヘブンスそのはら・富士見台高原・萬岳荘など話題になることはあれあこれあったけど、全16話で完結できたのでシンプルにまとまったと思う。
とんでもなく昔から、「もっと文章をスリム化しなければならない」と自戒し続け、このサイトの編集後記でもそう書き続けてきた。で、ようやく登山記に関してはそれが少しずつ実現してきた気がする。
それもこれも、YAMAPなど登山SNS的なサービスの登頂記録を時折見るようになったからだ。
それらのサイトに載っている記録は、1枚の写真に対して10文字20文字程度のキャプションがついているだけだ。そのかわり、数十枚の写真、そのキャプション、そして登頂に関するメモ書きを下山から数時間後に掲載している人が多い。僕から言わせると、信じられないスピードだ。
わずかな文字数の写真解説じゃ物足りない?いや、そんなことはない。そもそも写真1枚1枚を凝視し、情報を読み取るようなことを読者はやっていない。斜め読みが基本だ。
登山に関する純文学でもない限り、長文を丁寧に読む人なんて、もはやほとんどいないんだ。それは僕自身がそうなので、よくわかる。
だったら、ということで僕自身の登山記録も文章を短くするよう本気で取り組み始めた。これまでは、ついつい写真1枚につきあれこれ文章を書いていたが、それはむしろ無駄な努力だと思うことにした。短ければ短いほど、良い。
もちろん、書きたいことがあれば書けばよいけど、「文章をそれなりに書くことが良い」という暗黙の了解はもうやめにしようと思う。
で、お陰様で全16話完結。
とはいえ、1ページあたりの写真掲載量が20枚でとても多かった。1ページあたり写真は10枚、という方が今どきは読みやすいんだと思う。そのかわり、連載期間が倍に増えるのだけれど。
恵那山は下山後、「もう二度と登りたくない。息子が登りたいと言っても僕は拒否する」と思ったほどキツい山だった。でも、この登山から2年後、3歳になった弊息子タケを帯同して僕は富士見台高原に登っている。
タケはこの場所をものすごく気に入り、「また行きたい」と連呼している。なので、いずれまたこの富士見台高原、場合によっては萬岳荘一泊をやることになるのかもしれない。
ちょっと変わった那須の旅一泊二日【那須まちづくり広場ほか】
全9話。
業務都合で那須に行った際の話。
仕事に関する話はばっさり省略したため、そこで見聞きした話が書けないのは残念だ。普段は立ち入れないような場所に入ったりもしたからだ。
たとえば・・・ということで一例を今ここで書きそうになったが、やめる。
個人や家庭のことをあれこれ書くことはできるが、会社や業務に関する話はしないほうがいい。書いていい話といけない話が曖昧になってきて、ついうっかり一線を越えて余計なことを書いてしまう可能性があるからだ。
この記事を連載中、「那須まちづくり広場」があった朝日小学校をご卒業された方からコメントをいただいた。嬉しいことだ。そういう方にもこの記事が届いたので、やってて良かったと思う。
また、偶然同時期に、那須塩原市の方からもコメントをいただき、嬉しいやら驚くやら、という日々だった。
那須塩原市と那須町は、隣り同士の自治体。正直、僕はどこまでが那須塩原市でどこからが那須町なのか、よく違いがわかっていない。なので、那須塩原市の方に「那須湯本温泉っていいですよねー」なんてうっかり言ったら、「いえ、それは那須町です」と言われてしまうので注意が必要だ。
那須は1年に1回以上訪れたい場所。できれば2回。でも、そういう場所が僕ら家族には年々増えてきていて、どうやってローテーションしようか本当に悩ましい。上高地にも行きたいし、ヘブンスそのはらにも行きたいし。
今後の「へべれけ紀行」
さて、これにて「へべれけ紀行」はようやく2022年の旅行記が全部出揃った。
これから2023年の旅行記掲載が始まるのだが、2023年からは月に一回登山を志すようになり、旅行回数がとても増えている。今後、これが2024年、2025年・・・と記事を書き進めている間に、月日は無情にもどんどん進んでいく。アキレスと亀の世界だ。一体いつ追いつくのだろう?多分、無理な気がする。
6月掲載記事予定
時系列が前後するが、2025年のたけのこ狩り、大井川鐵道の話が掲載されるかもしれない。気が変わるかもしれないけど。
たけのこ狩り、前回は子育て教育の一貫という位置づけだったので「オカ・デウス」のコーナーに記事を書いた。でも今回はどうしようか。もはや弊息子タケに「体験教育」だのなんだのというつもりはあまりなく、すっかり家族の一員にそだったので家族旅行の位置づけになっている。「へべれけ紀行」で記事を書くかもしれない。
(2025.06.01)
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