風邪をひいたら民間療法

やあ全国のチビっこ諸君達、元気にしてるかな。昨日(9月1日)は防災の日だったわけだけど、みんなはちゃんと防災訓練に参加したかな?

僕は非常用食料や燃料を確認するといった最低限の事はやったんだけど、肝心の自分の体を防災訓練していなかったために風邪をひいてしまったよ。あっはっは。まさか己の体に災難がくるとは思ってなかったよ、畜生。

昨日のHEADLINEで「お見舞いメール歓迎」と書いたところ、本当に「お大事に」とメールを送ってくれた人がいて激しく感謝。

しかし、お見舞いメールとは別に

「『更新はお休みします』って言っておきながらその後延々と文章を書いているのはなぜだ?」
とか
「体調悪い方が文章のテンションが高くて面白いと思う」

なんていうメールも届いていた。ほっといてくれ。

ということで、作者体調不良のため、本日の更新はお休みさせていただきます。

・・・って、今更遅いよなあ。かといって、本格的なネタが書けるほど体調も良くないし。

ならば、実益を兼ねて、風邪の治し方を調べてみることにしよう。

西洋医学と東洋医学から 風邪(リンク先現存せず)

このサイトは、その名の通り西洋医学と東洋医学双方の見地から風邪の治療法がまとめられている。西洋医学における風邪の記述は、やれビタミンCを採れだのウィルスだの何だの、ありきたりな事が書いてある。そうそう、同じようなことは内科のセンセイが言ってるよなあ。

当たり前すぎるので、読み飛ばす。

しかし、さすがは西洋医学より歴史がある東洋医学。なかなかスパイシーですぞ。いきなり

風邪の治りが早まる 耳たぶ引っぱり・耳穴伸ばし

って話から始まるんだから。耳をいじくり倒せば風邪が治るなんて、知ってました?僕ぁ初めて知った。じゃ、綿棒使って耳の穴掃除やってれば風邪って治りやすいのかしらん。

つかみの文章がまたイカしている。

耳はちょうど、胎児がおかあさんのおなかの中に入っている形に似ています。頭が下で足が上、ひざを曲げて入っている姿です。

やめときなって、こんな余計な事を書くと、トンデモ系にジャンル分けされてしまうってば。

またこのサイトには、世界の民間治療法が載っていて結構面白い。だけど、こちらが期待するような「怪しい薬を飲ませて幻覚を・・・」とか「風邪は神のたたりであり、神殿に貢ぎ物を・・・」といった胡散臭い治療法ってのは掲載されていなかった。ほとんどが「はちみつレモン」だの「しょうが汁」だのありきたりなものばかり。人類に一番馴染み深い病気だけに、治療法はほぼ全世界で確立されてしまったということか?

いや、一つ発見。南米ペルーの治療法。

魔術師が生きたクイ(天じくねずみ)で体中を拭き、そのクイが死ねば熱が下がるともいわれています。

ネズミで体を拭くという時点で既に怪しさ満点だが、そいつが死んだら熱が下がるというのも怪しくてすてきだ。

SFで悪の親分が追いつめられたときに言うせりふ

「ワシを殺したければ殺せばいい!しかしな、ワシの心臓にはセンサーが取り付けられているんだ。心臓が停止したら、センサーが作動してこの地下に埋められた爆弾が爆発するぞ!それでもいいのか!」

に似ている。しかし、一体どういう仕組みで「ネズミが死ぬ=熱が下がる」という構図が成り立つんだろう?恐るべし、ペルー魔術。

他のサイトを探してみたけど、ネタとして面白いインチキ薬や健康器具の紹介は存在しないようだ。つまらん。まあ、

「この南米産の○○茸を毎日服用したら、風邪を引かなくなった!」
とか
「最新鋭のエルゴデザインに基づいた健康器具▲×で、もう貴方は風邪知らず!」

なんてさんざんPRしたところで「お値段は一カ月分9,800円」って言われそうで怖い。「たかが風邪」でそんなカネを払う奴はおらんよなあ。

まだ、
「普段はペットとしてお楽しみ頂け、いざ風邪をひいた時には絶大な効果を発揮する天竺ねずみを飼育セットとペルー魔術入門書と飼育ガイドブック付きで、4,800円の特別ご奉仕価格にて」

って売り出したほうがマシだ。これでも買う奴はいないだろうけど。

(2001.09.02)

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