高麗人参茶の飲み方

エスペラント語、どこにいったんでしょうね・・・

世界共通語、でしたよねえ、確か・・・

おっと、遠い目をしたまま即身成仏になるところでした。

学生時代、教科書の英語構文に悩まされながら

「英語をしゃべる国の人だったらこんな苦労しなくて済むのに」

と考えたことはありませんか?

「英語を母国語とする奴らは卑怯だ、授業に英語が無いから、学校楽じゃん」
「不公平だ、僕らが英語勉強している間に他の学問が勉強できるじゃないか。アメリカが研究開発で世界一なのは当然じゃないか」

と、逆恨みしたことはありませんか?

「まてよ、自分が英語しゃべるようになったら、アノ時は『オウ、ジーザス』とか『ファック・ミー』とか言わないといかんのか?それはイヤだなあ」

と、気分は友達の家で見せてもらったアメリカンポルノだったりしたこと、ありませんか?

「やっぱ、マクドナルドの事をマクダーナルと言ったり、カメラの事をキャメラと言わないと英語しゃべれるとは言えないのかなあ。え、えーと。ま、ま、まくだーなる・・・うーん、いまいちピンとこないなあ。もう一度・・・」

と、深夜に一人で「英語風発音」を試してみたことはありませんか?

私は、あります。

キミも、きっとあるはずだ。

あるって言ってください、言ってくれないと、僕が単にアカン人になってしまいます。お願いですから「僕もある」って言ってください。お願いです。

全ての結論としては、「ああ英語しゃべれたらええのぉ」なわけで、結局英語に平伏低頭してしまっている自分がいるわけで。英語がしゃべれないと結構卑屈な気分になれます。

しかし、われわれが普段使いこなしている日本語を、一生懸命勉強している外国の人だってたくさんいます。

彼ら/彼女らは、日々勉強に励んで「いつかは日本語ぺらぺらになりたい」と純粋にそう願っているわけです。

こういった人から見れば、われわれ日本人が日常会話をしている様だって「すげぇ!」といった感じでしまうでしょう。われわれがガイジンさんの英語を半分も理解できずに圧倒されてしまうのと、同じ。

だから。

英語が苦手な人も、決して卑屈になっちゃいけません。なぜなら、僕たちは立派な日本語という言葉を自由に操っているんだから。

それでも、自分に自信がなくなる時だってあります。そんなときには、僕は手元にある高麗人参茶の箱に書かれている、奇妙な日本語を読むようにしています。

これを読めば、嗚呼、自分はちゃんと日本語という「言語の一つ」を使いこなしているんだ、自信をもっていいんだという気にさせてくれます。

冗談です。

冗談だって信じてください、さもないと、僕が本当にアカン人になってしまいます。冗談ですって、本当ですってば。

取扱説明書

本品は大韓民國の 特産品である 高麗人参から 抽出した 人参エキスを 主な 原料とし 現代人の 嗜好に 合う ようた 顆粒(きたは粉末)状に 製造した健康食品であります.

飲み方

茶1-2包(または過當)分を 冷水まに人れよ くかきまねしてぉ飲みくだぃ.

※峰密まには甘味料などを添加する と人参の風味がぃっそぅ豊かになります.

どうも、日本人もしくは日本語が上手な人に日本語訳を書いてもらったようだ。その日本語訳を見ながら製版したために、日本語がおかしくなっている。「に」→「た」、「ま」→「き」と、似た形の平仮名にミスを連発している。

しかし、「蜂蜜」を「峰密」だもんなあ。何を言ってるのかさっぱりわからん。

あと、最近日本のネットで「ぁゃιぃ」という書き方をよく見かけるが、その影響なのか「ぃっそぅ」という書き方をしている。ちょっとツボにはまってしまいそうな書き方でナイス。

この記述の下に、英語訳がついていた。

This is a food product which is manufactured as a granular (or powered) form available to meet user’s taste.

It is chiefly made form extract of Korean Ginseng, the specialty of the Republic of Korea.

Directions
Please enjoy this tea. Put one or three teabags into a glass of cold or hot water and stir well.
*Sweetener with honey if desired.

【おかでん翻訳】

これは、ユーザーの味覚に合うように顆粒(もしくはパワー)状に製造した食品です。

韓国の特産品である高麗人参の抽出物を主原料としています。

飲み方

このお茶を楽しんでください。お湯もしくは水の入ったグラスに1もしくは3つのティーバッグを入れ、よくかき混ぜてください。

お望みなら、蜂蜜入りの甘味料

—–

日本人向けには1or2のティーバッグなのに、英語圏の人には3つまでOKらしい。

(2001.09.20)

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