※2002年春から夏にかけて存在していた「ニュースヘッドライン」コーナーの記事を再掲しています。
■少年の母、製薬会社に91億円請求=「にきび治療薬が自殺の原因」(リンク先現存せず)
さすが訴訟大国。とりあえずいちゃもん付けられる相手がいそうなら、訴えちゃえ・・・という事ですか?というのがこの記事を読んだファーストインプレッション。ほら、過去にも「マクドナルドでホットコーヒーをこぼして大やけど、コーヒーが熱すぎるからだと4億円の損害賠償」なんて裁判が現にあったわけだし。車で事故を起こせば、救急車よりも先に弁護士が「裁判にしましょう」とやってくるというジョークがあるくらいの訴訟大国、にきび薬を相手取って損害賠償91億円・・・凄すぎます。
と思っていたんだけど、もう少しいろいろ情報を収集してみると、案外笑い話でもないらしい。このカミカゼ突撃をくらわした高校生が使っていたにきび薬は『アキュテーン』というもので、本当に副作用がでる事があるらしい。うつをはじめとする精神障害だったり、妊婦の場合異常妊娠や胎児奇形になったり。ニキビが気になるお年頃、薬を誤ってたくさん服用すると、とんでもない悲劇が待っているということか。
しかし、「18歳以下の未成年者へ処方するには、保護者の同意が必要とされており、保護者はこの警告書をすべて読まないと、同意書にサインできない決まりになっている」との事であって、そこら辺を承知の上で薬飲ませていた親が悪いんじゃーん、という気もするがどうなんだろう。
(2002.04.17)
コメント