スイッチバック駐車場

こんなところに駐車場が

以前民家があったところが、いつの間にか駐車場になっていた。

最近は都心も地方もあちこちが駐車場だらけだ。朽ち果てた家があるよりはましだが、そんなに駐車ニーズがあるのかだろうか。他人事ながら心配になる。

それだけなら単に通り過ぎるところだったが、ふとこの駐車場がいびつな状態になっていることに気がついた。車止めの数からして、3台の駐車を想定しているようだが、本当に3台停められるのか?

微妙にいびつな形をしている

駐車場入口の方に回り込み、改めてこの場所を眺める。

左から1番、2番と番号が振られていき、一番右が3番。さあこの3番が問題だ、ブロック塀が邪魔をして、入口を完全に塞いでしまっている。

なぜこんな余計なブロック塀が、と思ったら、ここは五差路であり、なおかつ踏切が近いということもあって電柱やミラーがいくつか配置されているのだった。それらが邪魔をして、3番駐車場を囲ってしまっている。そのため、駐車車両が電柱突撃するのを防止するためにブロック塀が組まれている模様。ただ、これ・・・入るのでさえ苦労するが、出るのもしんどい。どうする気だ。

地面に貼られた紙

まだ駐車場はできたばかりのようで、アスファルトが新鮮だ。その上に、誰に説明したいのか不明な、紙が貼り付けてあった。

いわく、「↑前進入庫」と。

どうやら、バックして入庫してはいかんらしい。

何か複雑な指示が

そのまま矢印の方向に目をやると、車止め手前のところにもう一枚の張り紙。

「↑前進入庫 →前進出庫」

面白い。前向きで車を突っ込ませ、出る時はいったん少しだけバックした後、ハンドルを大きく右にきって右側のブロック塀がないところから出ろ、ということだ。

スイッチバック駐車場、というわけだ。

出口はこちら

で、三番目。駐車場の右脇から出るように指示されている「→前進出庫」の表示。

駐車場三番の全景

3つの張り紙と3番駐車場の俯瞰図。

トリッキーなプレイを考えついたものだ。

バックによる駐車が苦手な方はぜひ、といいたいところだが、ハンドルを目いっぱい切って入庫、出庫することが要求されるのでそれほど楽なわけではない。

それにしても何だか間抜けな光景で、面白い。

この紙、雨が降ったら剥げると思うんですがどうする気だろう。

やっぱり無理があったようだ

3番駐車場入口(青いテープ左側)。いかにぐいいっと曲がらなければいけないかがわかる。2番の車が大型のRV車で、駐車スペースから前にはみ出ていたら難易度UP。

実際に作るまでは、施工者は机上の空論とはいえ「これは何とかなる」と思っていたのだろう。で、実際に作ってみたが、実物を見たら「これはちょっと難しい。まずいな」と嫌な予感がしたらしい。せっかく作ったブロック塀だが、1.5個分内側のところに「←カット」という紙が貼ってあった。入口を広くしないとやばいと思い直したらしく、一部破壊することに決めたようだ。ご苦労様です。

この日の夜、雷を伴う雨が降った。

翌日、この駐車場の横を通ったら、貼ってあった紙がべろんべろんになって剥げていた。嗚呼。

(2009.05.06)




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