時々このコーナーで、「町で見かけた光景」として単発企画をやっているが、そこから漏れた写真をこの際一気に掲載しちまおう、と。半年に一回やればいいかなと思っている。全くの思いつき、ひらめいたのはたった5分前のでき事なので、今後も続行するかどうかは不明。本当は全く違う記事を書こうと思っていたのだが、写真を整理していたら気が変わってしまった。
驚異的な幅の狭さを誇る一戸建ての家。
ワンルームマンションの部屋が縦に3つ積み上がりました、という作り。
これは・・・ええと、間取りとしては「3K」になるのか?
階段が相当急だろうから、日々の生活で足腰鍛えられる事間違いなし。ただし、階段から転がり落ちる恐れもあるので諸刃の剣。3階に住む人はトイレが面倒なので、ペットボトルを傍らに置いておく事推奨。
普通、この幅の土地だと、駐車場にするか家庭菜園にでもするくらいしか思いつかないが、マイホームを成立させてしまったそのアイディアに拍手。
ある現代美術の施設。
建物も、あちこちに無駄ともいえるこだわりがある。「これも芸術だ」と言われてしまえば、凡人は黙って納得するしかない。
たとえば洗面所。凹凸のない扉にして、壁と一体化させている。建築デザインとしては良いのかもしれないが、初めて訪れた人は「トイレ!トイレはどこ?」となる。その慌てっぷりもまた芸術の一つ。
男性用小用便器は、水道管が剥き出し。これも、芸術なんだろう。フランスのポンピドーセンターをイメージすれば良いのか?
ただ、これだけは芸術というより変態趣味に近い、と思ったのが個室トイレ。扉に微妙な隙間が空いているのだった。しかも、その隙間から見える光景が、ちょうど便座に座っている人の股間にジャストミートする。日曜大工じゃないんだから、この隙間はわざと作ったものなのだろう。それにしてもこれはどういう前衛芸術なんだろう。
独立国家宣言しても良いくらいの巨大な病院。
病棟の真ん中に、大きな温室がある。おおよそ病院らしからぬ、うっそうと茂った木々。
この病院の創設者が、入院患者に憩いの場を、ということで作ったらしい。
なお、この温室の中には、「温室の喫茶」「温室のレストラン」、そして「温室のうどんや」がある。レストランとは別にうどんやが独立してあるというのも、なんだか変わっている。
プレートランチ、1,000円。
頼むと、9分割された特殊な四角皿に、料理が9種類盛られてくる。これにスープがつくので、合計10品。
一品あたり100円計算。あれこれ少量ずつ、いろいろ食べたい人向け。
これ、店側はそれぞれの料理の下ごしらえが大変だし、オーダーが入ってからの盛りつけも大変。ランチで1,000円だから客単価としては高くなってありがたいが、手間はやたらとかかる。
ちなみにこのプレートでビールを飲むと楽しい。酒肴がずらりと並んでいるようなものだから。しかもこの店、「昼酒歓迎」と自ら宣言をしている。
「友愛」。
奇行が目立った宇宙人総理大臣が登場した際、「これは我が病院の宣伝になる!」と思ったか、「あちゃーマイナスイメージだ・・・」とがっかりしたか、どっちなのか気になる。
港町の路地裏を歩いていたら、猫集会に遭遇。
ざっと数えたら8匹。今日は総決起集会だったらしい。
そのうち、手前にいた一匹がおかでんに「遊んで遊んでー」とすり寄ってきた。
思わず飛び退くと、その猫は苛ついちゃって、たまった鬱憤を晴らすためにすぐ脇にあった人んちの植木によじ登り始めた。
いや、待て、その木はずいぶん細い気がするんだが・・・
あー。
恐れた通り、猫の重さに耐えかねて木は鉢植えごとひっくり返ってしまった。
猫って案外馬鹿だな。
そのとき、前方からこの土地の住人らしき人が歩いてくるのを発見。おかでんのせいにされたらたまらないので、何も悪いことしていないのに慌ててその場から逃げた。
白熱していた猫集会もそこで終了、解散。
ナイスネーミングな塾。
「個別特別塾」なんだそうだ。個別ですかそうですか。
生徒募集中、と書いてあるけど、「おにゃのこに限る」とかそういう条件があるのだろうか?
レストランなのに食べてはいけないというお店。
食べるな!と言われてしまった。どうしよう。
とりあえず一休さんを呼ぼう。
大阪ナンバ戦隊「タコヤキレンジャー」。
たこ焼きレッド、たこ焼きイエロー、たこ焼きピンクがいる。
やっぱりたこ焼きイエローはカレーが好きなんだろうか。
自分もあの「くりぬいた穴」から顔を出したかったが、一人だったので断念。
ネパール料理のお店。
ナンがおいしい、という話を聞いて旅先でぶらりと立ち寄った。
タルカリセット、というものを注文。
サラダ、スープ、ライス、ネパリタルカリ、お好みのカリー、ナン。
ナンはハーフサイズとフルサイズから選択で、フルサイズは+30円UPとのこと。
お昼なので、ハーフサイズで注文。
隣のテーブルには、超巨大なナンが届けられていた。どうやら、「ハーフサイズ」があるくらいだから、フルサイズともなれば相当大きいらしい。
同伴者と「ハーフサイズにしておいてよかったね」と話をする。
で、われわれのテーブルにやってきたタルカリセット。
あれっ、ナンがやっぱり相当デカいような気がする。
待て。これで「ハーフ」サイズか。でけぇ。
こんなにでかいナンを食べるのは初めてだ。食パンに換算すると、これはどれくらいの量になるのだろう?
ちなみにメニューを後で見返していたら気がついたのだが、フルサイズのナンを全部食べた人は30円引き、だったそうだ。つまり、本来30円UPなんだけど、食べ終わっていれば30円引きでプラマイゼロ。お題はいらない、というわけだ。これは太っ腹だ。
なお、プラス100円でナンとライス食べ放題。・・・だそうだが、多分一回ナンをおかわりした時点でカレールーがなくなってしまい、結局「ルーを有料で追加注文」になるという泥沼状態の予感。
大阪・ジャンジャン横町。
縄のれんのお店にぶら下がっていた案内。
モーニングサービス
生ビール 又は チューハイ と ゆでたまご と 塩昆布 付き
代 350円
朝から「晩酌セット」みたいなのがすげー。酒肴がチープなのも、味わい深い。
電波学園。
ものすごい妄想たくましい人が集っているような名前。
「自分がミヤリア一族だと思われる方、または、ソディラ、セカ、スィールという言葉に心当たりがある方、文通しましょう」
とか、
「私はアトランティスの戦士です。前世の記憶が戻り、当時の仲間を捜しています」
なんてやりとりが行われていそう。
名古屋駅新幹線ホームの立ち食いきしめん屋。
名古屋名物のきしめんだが、「へたな店で食べるより、名古屋駅の立ち食いの方が良い」とまで言われるくらいの店。
新幹線ホームと在来線ホームとでは業者が違い、どっちの方が旨いとか旨くないとか、意見は人それぞれ。
新幹線ホームのきしめん屋は、
「四川風ピリ辛きしめん」なるものを売っていた。いつの間に中華風になったんだ。
加えて、「麻婆麻婆きしめん」というのも大絶賛発売中。どんどん「うどん」が中華にすりよっていってる。
いずれ「トムヤムきしめん」とか「きしめんラザニア」「ポークチリきしめん」が出ると予想。
韓国料理店。
外観はなんの変哲もないのだが、お店の看板を見るとなんだか怪しい。
「韓国家庭料理元祖」
と書かれている。
これまでも、全国各地で「マジかよここが元祖なわけないじゃん」という「元祖」や、「本家」を名乗る店はたくさん見てきた。しかし、それは大抵その地の特徴的な名物であったり、独特な料理に対して名乗るものだ。それが、このお店は「韓国家庭料理」の元祖、を名乗っているのだった。韓国の人は「孔子は朝鮮人」「カレーは朝鮮が元祖」「ローマ帝国は西高句麗領土」などと、自らが起源であるということを主張する特性をもともと持っているようだが、まさか内ゲバまで始めているとは。
元祖を名乗るお店をここでも発見。一日で偶然、二軒も発見してしまうとは・・・世の中、創意工夫している人がいっぱいだなあ(棒読み口調)。
こちらは「元祖中華麺」だそうだ。こちらもデカくでたもんだ。「『中華』麺」と名乗っている時点ですでに元祖ではないような気がするんだが、気のせいか。
ちなみに「元祖中華麺ラーメン」500円。中華麺ラーメンってややこしいな。
「紫禁城」を名乗る赤い建物。
昔、学生向けの下宿だったんじゃないかというような建物だが、「紫禁城」なのです。ラストエンペラーも住んでいたという、あの紫禁城。すげー。
ちなみに、看板をよく読むと
「中国本格田舎東北四川料理」
と書いてあった。紫禁城、なのに・・・。
そもそも「東北」と「四川」って全然場所が違うぞ。
雨のせいで写真写りが悪いが、東京プリンスホテルの「森の中のビアガーデン」。
ああ、ビアガーデンの季節ですねえと微笑ましく眺めていたら、血の気が引いた。
飲み放題付き前売りチケット
1.鉄板バーベキューセット 7,000円
「2,000円」の読み間違いかと思ったくらいだ。さすが東京プリンス、値段が違うぜ。
これでも「よりお得にパーティータイムを楽しめます」なんだそうだ。
一体どんなパーティーだよ。女性はドレス着用必須、男性はジャケット着用くらいのドレスコードでもあるのか?
調べてみると、「飲み放題」だけを注文した場合2,500円。高い。ただ、単品で生中を頼むと800円なので、3杯ちょっと飲めば元が取れてお得!なのだ。いやいやいや、すべてにおいて物価が違っている。さすがホテルのビアガーデン、ビール価格も例外なくホテルの料飲部門と価格をそろえているのか。
きっとこれは国産牛肉使っているに違いないと思ったら、オージーだということが判明。あれー。そのかわり、伊勢海老がつくのでご満喫ください。そんな金があるならば、だけど。
(2010.06.23)
コメント