Facebookなんぞを見ていたら、走るの幸せ!もういつ死んでもいい!みたいな満面の笑みを浮かべた写真が週明けになるとぱらぱらと見かける。
Facebookは他人様のドヤ顔を見せつけられて、ルサンチマンをかき立てられるツールだ。「知らんがな」という記事も多い。 駅伝やマラソンに参加しました!というのも、僕にとってはそのジャンルに属する。
・・・の筈だが、すっごく楽しそうに、嬉しそうに写真に収まっているというのがマラソン・駅伝がらみのFacebook記事の特徴なので、ずっと「おや?これは単なる自己承認欲求のナルシスとは違うぞ?」と気になっていた。
そんな自分がまさか駅伝を走ることになるとは。
シューズ買ったりタイツ買ったりしてんじゃねーよ。 「いつの間にこんなに軟弱になってしまったんだ俺は」とその姿に愕然とする。
でも違う違う、走るって事は別に「軟弱」じゃないから。むしろ硬派だから。
マラソンが好きな人に話を聞いたら、 「全国各地にマラソン大会があるので、旅行も兼ねるんだ。前日は地元のうまいもん食べて、終わったら地元の酒飲んで」
くわえて、その大会に向けて仲間内で練習会をやったり、どこの宿に泊まるか・交通はどうするかなどを打ち合わせして、その過程も楽しいのだそうだ。
最近、いろんなイベントが巷には溢れていて、刺激的な体験をすることは容易になった。しかし、それはあくまでもその日限りの「点」で終わりとなる。その点、スポーツがらみのイベントというのは、「線」として、何ヶ月ものスパンでできごとが進行していく。 こういうのはいいなあ、と思う。
終わったあとの「打ち上げ」のような、起承転結がちゃんとあるし。 今回走ってみたが、走ること自体はまあまあ悪くないな、程度の印象。でも、走ることから派生した、いろいろな可能性を感じさせた。
折角シューズやらタイツやらを買ったことだし、今後も走ってみようと思う。
(2016.01.09)
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