冷蔵庫買い替え

これまで使ってきた冷蔵庫の扉が閉まらなくなった。

ゴムパッキンが汚れているのかと思って丁寧に拭いてみたけど、直らない。ドアを閉めてしばらくすると、ピーピーピーと「扉があきっぱなしですよ警報音」が鳴らない程度に扉が開き、そこから冷気が全部逃げてしまう。

おそらく、扉の関節部分にあたる「クローザー」と呼ばれるパーツが摩耗してしまったのだろう。以前1度メーカーに来てもらってパーツ交換したことがある。また出張交換、となるとパーツ代は安いけれど人件費で1万円を超えてしまう。

おかでん家の場合、「家電の2013年問題」という課題がある。

2013年とは、僕が断酒をして生活様式がガラリと変わった年だ。年末にはごみ屋敷と化した家を引っ越して新居に移り住み、そのときに家具を全部買いなおしている。

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テレビ、ブルーレイレコーダー、ヘルシオ、冷蔵庫、LEDシーリングライト、その他あれこれ。これらが10年近く経ってどんどん故障リスクが高まっている。一度に壊れてもらってはお金の工面に困るので、「壊れそうだ」となったら早めに交換したほうがよい。

そんなわけで、冷蔵庫を買い替えた。これまで300リットルの冷蔵庫だったのを、一気に540リットルにした。540リットルなんて、我が家のキッチンだと限界ギリギリだ。ミリ単位で調整してようやく収まったくらいだ。

300リットル冷蔵庫の扉にガムテープを貼ってだましだまし使い続けることはできた。でもちょうど子どもが成長著しい時期で、300リットルが手狭になってきたところだった。冷凍庫の広さが特に不足していて、広い冷蔵庫があると便利なのに・・・と常々思っていたところだった。

「まあ、20万円も出せばおつりがくるよね」と思っていたのだけど、あっけなく20万円をこえてきたので驚愕。高いなあ、最近の冷蔵庫。

本当は540リットルなんていらなくて、400リットルの後半あれば十分だと思っていた。しかしどのメーカーもサイズアップしても冷凍庫が思ったよりも拡張しない。こちらが希望する広さの冷凍スペースを確保しようとすると、結局540リットルになってしまった。

唯一、AQUAの冷蔵庫だけは冷凍庫がやたら広い仕様だったけど、かなり癖がある商品なので買うのはやめた。

最近の冷蔵庫は機能満載だ。笑っちゃうのが、スマホアプリと連動し、GPSでご主人様の居場所を検知している機能だ。

僕がスーパーに行っていることを検知したら、「おっ、冷凍・冷蔵品をあれこれ買っているな!?」ということで先回りして冷蔵庫を強めに冷やしておく機能がある。そうすることで、買ってきたものを冷蔵庫にしまう際に庫内がぬるくなるのを最小限にするし、冷えていない商品が冷蔵庫に入っても素早く冷やすことができるらしい。

余計な機能だ。もしこれがオプション機能で、「この機能をONにするなら+1,500円」などと言われたら、迷わずに「いりません」と答える。+500円でもいらない。

あと、扉がいつ開いたか、24時間でグラフ表示されて見える化されていたり。これもいらない機能だ。高齢独居の親の家をこれで見守る、という人なら使えるかもしれないけれど、少なくとも僕にとっては必要ない。

でもこんなのはまだ甘い。日立の冷蔵庫のフラッグシップモデルは、扉を開けたら冷蔵庫の中を自動で撮影するカメラが搭載されている。外出先で「卵ってあと何個在庫があったっけ?」などとカメラが撮影した写真で確認ができるんだそうで。

冷蔵庫の進化、こんなの消費者が本当に求めていたんでしたっけ?という方向にぐいぐいと向かっている気がする。

それはともかく、やっぱりデカい冷蔵庫は正義だな。無思慮に鍋いっぱいに料理を作っても、鍋ごと冷蔵庫に格納できる。しかも1つだけでなく2つでも入る。肉のハナマサやコストコで買ってきた使いきれないサイズの肉でも、とりあえずパーシャル室に入れておけばその場をやり過ごすことができる。

もちろん子育てにも最高だ。子ども向けに作った料理は、一回の食事で消費しきることはない。小分けにして冷凍保存されることになるけれど、平面平置きでずらっと保存容器を並べられるので残量がすぐにわかる。

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以前、「わけわけフリージングブロックトレー」を絶賛したのちに「積み上げて保存するので、すぐに冷凍庫内で永久凍土と化す」と腐した記事を書いたが、その汚名返上。大きな冷凍庫なら、永久凍土にならない。今では大復活して大活躍中だ。愛しているぜリッチェル。

冷蔵庫、買い替えたいなぁ・・・と思った時が買い替え時だと思った。給料がまるまるぶっ飛ぶレベルでお高い出費となったけど、仕方がない。

ただ、価格ドットコムで過去の値動きを見ていると、冷蔵庫ってびっくりするくらい価格変動がある商品だということを知った。毎年モデルチェンジをしているのもどうかと思うが、それに連動して値段が初値の半値くらいまで下がったり、かと思ったら終売に向けて値上がりしてみたり、ややこしい。

大手家電量販店の安心感を気にしないなら、ネット通販専業のところから買うのもありだ。僕は当初疑いの目で見ていたけど、まったく問題なく大型家電であっても取り扱ってくれていて、速やかに配送を完了してくれた。

(2022.08.16)

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