50代はもうちょっと変わりたい

おかでん、1974年生まれ。2024年で50歳。

これからの50代生活は、あまり展望が見通せていない。「自分として何がしたいか」というより、まだ2歳の子どもの成長に伴走しなければならないことに忙殺されるからだ。そしてテレワークばっかりやってる生活なので、視野がどんどん狭くなる、交友範囲なんて会社関係では殆どなくなってしまった。

とはいえ、残りの人生でいたずら心をもってあれこれ取り組めるのはこの10年間だと思っている。60代になってから何かを始めるのはもう遅く、50代で種まきと発芽くらいは完了させておきたいところだ。

個々のやりたいことは割愛するが、「見た目」ということについてもちょっと変えていこうと思っている。どうせ会社に出社しないんだし、なんなら髪の毛の色を変えたっていいしロン毛チョンマゲにしてもいい、とさえ思っている。自分の人生、このままこじんまり終わってしまうのは惜しいからだ。

ロン毛はともかくとして、まずはメガネを変えることにした。ちょうど今使っているメガネフレームの塗装がハゲ始め、一週間に一回は油性マジックで剥げた塗装部分を黒く塗って誤魔化している日々だからだ。これは情けない。そして自分が写った写真を見ると、メガネの剥げた塗装が目立ってとてもみっともなかった。早くこの状況は改善したい。

これまでの僕は、ずっとスクエア型のメガネを使ってきた。しかし、今回はあえてスクエア型をやめようと決めた。具体的には、「きっと似合わないからやめておこう」と敬遠してきた、ウエリントン型を選ぶことにした。

ぶっちゃけて言うと、遠近両用レンズを使っているので、レンズの縦幅が広くないと使いづらい、という現実問題がある。ウエリントン型は、スクエア型と比べて縦幅が広い傾向にある。

通常生活なら、縦幅34ミリ程度の遠近両用レンズでも問題ない。しかし2歳児の息子を持つ父である僕は、たった34ミリ幅で近視も老眼も両方対応できるレンズが実装されると、目が回って吐き気がするのだった。

というのも、彼と公園で追いかけっこしたり、ブランコに乗ると、目線が動きまくることになる。その結果、僕の目は近視用レンズと老眼用レンズの間を1秒間に何度も視野が行き来し、気分が悪くなるのだった。


メガネは顔の一部だ。自分というキャラクターをもっとも端的に表現するパーツとも言える。僕の50代を語る上で、これから選ぶメガネはかなり重要な存在となる。

本当は、真っ赤といった派手なカラーリングのフレームが欲しかった。初対面の人でも「ああ、あのメガネの人ね」と覚えてくれるような、そんなメガネが良かった。しかし、そういうものはなかなか売っていない。

そして、あれこれ「50代メンズが似合うメガネ」について調べてみたら、「年とともに目ヂカラが落ちてくるので、黒縁などくっきりしたフレームのほうが良い」という情報をみかけたので、黒またはダークカラーのメガネをえらぶことにした。

最後まで悩んだのは、これまで僕が使ってきたようなメタルフレームか、それともセルロイド製のフレームにするかだった。セルロイド(要するにプラスチック)製だとフレームにインパクトが出る一方で、メンテナンスが大変になる。店員さんに何度も確認したのだけど、登山を趣味にするような人は別のメガネの方が良い、と言われた。汗や皮脂がセルロイドに付着したままにしておくとくすみが出てフレームが白くなってしまうからだ。

じゃあメタルフレームの方が良い、と思うのだが、これだと40代おかでんの延長線だ。変化した実感に乏しい。また、ごついセルロイドフレームを装着できるのは、若いうちのほうが良いのではないか?と思えてきた。というのも、今でさえセルフレームおかでんは頑固おやじっぽくて怖い顔になる。昭和の文豪っぽいというか。

もし、「今回はメタルにしよう。セルはやっぱり気になるので、次回メガネを買い替えるときだな」と判断したなら、僕がより老人になっている状態でごついセルフレームをえらぶことになる。きっとその顔は余計に怖いと思う。眉間に深いシワが寄っているだろうし。

そんなわけで、50代一発目のchangeは、メガネをセルフレームにすることだった。見た目から少しずつ変えていこう。

次は服だ。カラフルでハッピーな服を見つけたら、買っていこうと思っている。

(2024.02.07)

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