ランチで定食800円。今や安い部類。

栃木県・那須のあるお店で食べたお昼ごはん。豚肉の生姜焼き定食、800円。

メインの生姜焼きはそれほど量が多くないが、副菜があれこれついていて、十分に満足した。特に、きんぴらごぼうが大ぶりにカットされていて、噛むのに時間がかかるのがよかった。噛んでいる間に満足度が増幅する。

今どき、800円でこういう品数豊富な定食が食べられるのはあまり見かけなくなった。少なくとも都区部に住んでいると。こういう料理がこの値段で出せるのは、お店の努力に加えて土地が持つポテンシャルでもあるのだろう。

僕が住んでいる都心近郊だと、800円でランチを食べようとすると・・・松屋や吉野家といったチェーン店を除くと・・・ええと、中華料理店くらいしか思いつかない。中華料理は安い、あれはすごい。バーンと炒めてお皿にドーン、というスタイルなので安くしやすい料理スタイル(少なくとも、ランチ定食として提供されている料理は)なのは素晴らしい。和食だとこうはいかない。

最近、安く付きそうな雰囲気のチェーン店に入って注文して、油断してトッピングとか追加メニューを付けた結果千数百円になる、という体験を何度もしている。そういう時代なんだ、と納得するしかない。

もう、今後デフレになろうともメシの値段が下がるというのはなさそうな気がする。原材料高だし。それを考えると、自炊をいかに愉快にできるか、というのは僕にとっても我が家にとってもとても大切な課題だ。

(2022.11.19)

コメント

コメントする

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください