ノルウェーの絵本作家が描いた「キュッパのびじゅつかん」に触発されたという展覧会。
別にこの絵本作家の作品とか、ましてや絵本の主人公である「キュッパ」が展覧会そのものに関わっているわけではない。
「二科100年展」を見たついでに、何の気なしに・事前情報なしに立ち寄ったのだけど、子どもも楽しめるような作りを意識しているからかあまり楽しいとは思わなかった。
絵本の主人公「キュッパ」はものを集めるのが好き、というキャラクターらしい。 それに倣って、「日本各地の砂」とか「いろいろな葉っぱ」とか「瀬戸内海での操業中に魚網に引っかかった蛸壺や土器の破片」といったものがずらりと並んでいる。
その細かい違いを見比べたり、展示物によっては「自分で展示物に触り、並べ替え、ラベリングする」ことも許されている。 しかし、猛暑の中訪れたということもあり、頭がぼんやりしている時にこういうのを見るのは正直しんどかった。
「ここにおいてある石はどうぞご自由におさわりください」とスタッフの方から声がけされたけど、愛想笑いを浮かべてスルーする程度のことしかできなかった。
子ども連れなら、いろいろ楽しめるのかもしれない。少なくともおっさん一人で見にいくものじゃないな、これは。
(2019.08.05)
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