「ポートレイツ」展@MAHO KUBOTA GALLERY

「ポートレイツ」展

初訪問のギャラリー。

外苑前と千駄ヶ谷の間にある、住宅地の路地。

「何でこんなところに?」というところにギャラリーがある、というのは今更驚くことではないのだけど、本当にギャラリー巡りをしているときりがない。

林間学校でオリエンテーリングをやっている気分になる。

スマートフォンで地図を表示させながら、ナビ機能を使うからこそ、ギャラリー巡りができる。こういうハイテクがなければ、できないことだった。

だいたい、小規模なギャラリーの展覧会情報なんて、なかなか一般人には伝わらなかったはずだ。今はネットで情報を簡単に調べられるし、展示される作品の一部がネットで閲覧できる。 なので、「小規模ギャラリー巡り」を趣味にする人って、まだまだ人数としては少ないと思う。もちろん、美術学校に通っている人やアート関係に携わっている人は、昔も今もギャラリー巡りはしているだろうけど。

この手の「初訪問ギャラリー巡り」は、場所を見つけ出し、おっかなびっくりで中に入る、というところがクライマックスだ。もうそれだけで満足しちゃって、作品の内容というのはあまり記憶に残らない。しかし、今回の展示はなかなか心にひっかかる作品が多く、見応えがあった。面白かった。

やっぱり、ギャラリーを新規開拓してみるものだな。 若手作家によるものなので、値段もそこまで高くない。「これだったら、何かの弾みで買えちゃうかもしれない」というちょっとだけのリアリティを感じつつ、絵画鑑賞をするのは大変に刺激的だ。ただし、気に入った作品は大抵「売約済み」になっていて、やっぱり他の人も考えることは一緒なんだな、と思う。

(2018.02.21)

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