第31回 NHK学園生涯学習写真展@FUJIFILM SQUARE

第31回 NHK学園生涯学習写真展

NHK学園における、通信制教育または座学で写真講座を学んだ受講生による展覧会。優秀作品が展示されているというけれど、その数370点と膨大だ。

素人写真だからとかプロの写真だとか、そういう違いはよくわからない。写真1点だけ見ても、「こいつ、スゲエ!」みたいな直感は沸かないものだ。

それはさておき、どれも色がクドいのはなぜだろう?プリントの際の問題なのか、それとも授業でフォトショップのいじり方を習い、みんな嬉々として写真の色調をいじりまくっているのか。

富士フイルムのカメラでいうところの「ベルビア(ヴィヴィッドな色合いになる、フィルムシミュレーション)」みたいに、緑はより緑、赤はより赤にといったくどい色の写真が並ぶ。あまりにコッテリしていて、途中で見る気を失ったくらいだ。

Instagramが流行ってから、スマホの画面で見る写真というのは白く色あせたような色彩の、淡いものが増えた(それさえも、2021年だと飽きられてきたけれど)。そのせいでか、濃い色の、大きな写真というのは見ていて疲れるものだった。

作品が良い・悪いというのではなく、自分の感性というのがいつのまにか変わっていたことに驚いた。

(2021.02.13)

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