丸亀製麺でおかずを1歳児に横取りされた

帰宅が遅くなるので、弊息子タケを背負ったまま丸亀製麺に行った。夕食を食べよう。

タケがうどんを食べることができるのは確認済みなので、釜玉うどんでも与えれば良さそうだ。そう思ってお店に行ってみたら、期間限定メニューとして「トマたまカレーうどん」というのがあった。しかも、小ライスをつけることができるのだという。

ほう、それはいい。タケの夕食はこれだ。小ライスにカレーうどんのつゆをかければ楽しんでもらえそうだ。ただ、ピリ辛かもしれないので口に合わない可能性がある。保険として、おいなりさんも買っておいた。

さっそくおいなりさんに手を伸ばし、両手でつかんでまるかじりを始めたタケ。びっくりした。お前、そんなことできるのか。

そもそも、彼はおいなりさんを見たこともなければ、食べたこともない。この茶色い物体を食べ物であると認識できたことに驚きだ。しかも、「ドッキリで中にわさびや激辛香辛料が入っているかもしれない」といった疑いを全く抱かずに。

どうやら、「親が大事そうに運んできたものなので、当然自分も食べられるに違いない」と判断したようだ。状況判断が上手になられたようでなによりだ。ちなみに彼が丸亀製麺に入店するのは人生初。

人生初づくしでも、「ここはご飯を食べる場所だ」「目の前にある物体は食べ物だ」「僕も食べる!」となるのだな。

前歯すらまだ生え揃っていないタケは、実質上と下の歯2本ずつで食べ物を咀嚼するしかない。だからおいなりさんは無理だろう・・・と思っていた。途中まで彼の好奇心にまかせておくけど、途中から油揚げをほぐすとか、大人の介助が必要だろうと思っていた。

しかし、そのまま一人で食べきっちゃった。えー、あんたの握りこぶしくらいあるサイズだったのに。

これだけ食べるとさすがに満足だろう、トマたまカレーライスは与えなくてよさそうだ。僕が全部食べちゃおう。

と思ったら、彼は引き続きお皿に手を伸ばし、僕が楽しみにしていた「ちくわの磯辺揚げ」を強奪してまるかじりしてしまった。おいやめろ、恵方巻じゃないんだ。

さすがにこれは噛み切れないだろう、とちくわを回収しようとしたが、本人はいたく気に入ったようで頑として離さない。それどころか、少ない前歯でモグモグ噛んで、本当に恵方巻みたいに一気に食べてしまった。

子どもの食欲と食事スキルというのは全くわからない。ある時「えっ?」と目を見張るほど食べるときもあるし、成長したんだなと思って子どもに大人と同じものを与えると、見向きもしなかったりポイと床に投げ捨てたりする。

ここはさらに実験、としてアスパラの天ぷらを与えることも一瞬考えたが、それをやると僕の食事が減るのでやめた。あと、さすがにアスパラは繊維質が多いので、噛み切れないだろう。前歯でぐちゃぐちゃにされた挙げ句ぺっと吐き出されると悲しいので、やらない。

こうやって子どもが親と同じものを食べられるようになってくると、親としては外出が楽になってくる。ベビーフードやらなんやらの準備が少なくて済むからだ。ありがたい。

(2022.05.26)

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