誕生日のお祝いはスコップケーキが正解だった

僕の仕事が忙しくて、タケの誕生日をお祝いする家事や食事の準備がぜんぜん間に合っていなかった。

そんなとき、いしが「スコップケーキを作る」と言い、手際よく作ってくれた。一か月前、僕の誕生日のときにも登場したケーキだ。

あわせて読みたい
いしが「スコップケーキ」を作ってくれた 仕事が忙しく、自分の誕生日が来ても何も準備ができていなかった。自分の誕生日の準備を自分がするというのはちょっと変な話だけれど、四季折々のイベントごとに対して...

僕の誕生日のときはいろいろなフルーツがトッピングされたが、今回はいちごだけだ。タケは「甘いもの」は好きだけど、「甘酸っぱいもの」は嫌がる。なので、みかんでさえ食べようとしない。最近の彼の好物はりんごだ。

小さい子どものお誕生日に、この手作りスコップケーキはナイスアイディアだった。というのは、子どもが食べたい量を取り分ければ良いからだ。「こっちのケーキは小さい、あっちのケーキは大きい」と喧嘩になることがないし、食べ残しが出ない。

あと、何よりも子どもにとって一番うれしいのは、ロウソクの炎だ。ローソクが立っている土台のケーキよりも、ロウソクの炎を自分で拭き消せるのが一番のご馳走だ。

驚いたのが、彼は「ハッピーバースデートゥーユー」を手拍子付きで歌えるし、炎に息を吹き付けて消すこともできたことだ。おそらく、保育園で毎月「お誕生会」が開催されていて、そこで歌を歌っているのだろう。知らなかった。

彼はまだ「ハッピーバースデー」と発音できない。なので、なにやら大人には聞き取れない言葉をモゴモゴ言ったあと、いきなり大声で「トゥーユー!」と叫ぶ。

2歳の誕生日、おめでとう。

(2023.03.10)

コメント

コメントする

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください