
弊息子タケ用に年間購読している、ベネッセの通信教育「こどもちゃれんじ」。
4月末に自宅に届けられた教材には、トイレトレーニング用のものが含まれていた。
一つは、薄型の電子機器。ボタンが2つあって、そのうち1つを押すと「ビューンビューン、トイレッシャー」と歌う音楽が流れる。そしてもう1つを押すと、トイレの水が流れる音がして、ファンファーレが鳴って「よく頑張ったね!」と褒めてくれる。
「こんなもの、必要なのだろうか?」と商品を手にしたときには不思議だったが、実際にトイレにその音が鳴る電子機器を置いたら、弊息子タケのトイレ意欲がものすごく上がった。
「どうせ、彼は電子機器のボタンを押して、音を鳴らすことだけに興味があるのだろう。トイレからリビングにこの機械を持ってきて、リビングで遊んで飽きたらおしまいになるだろう」と僕は思っていた。もちろん最初はそういう展開だったが、この機械が我が家にやってきて数日もすれば、彼は機械のボタンを押したくてトイレに行くようになった。
しまいにいは、トイレに行きたくなったら右手を高らかに天に突き上げるポーズをとるようになった。しかも、自信満々の顔で。これは、動画教材の中で、しまじろうがトイレに行く時に手を天に突き上げるポーズをしていたのを真似ている。
「通信教育の教材によって我が子の教育がコントロールされる状況」というのは嫌なものだ、と僕は最初思っていた。しかし、実際に彼のトイレへの意欲を見ていると、さすが教育のプロが作る知育教材の効果はすごい、と感心させられた。
こんな教材を使わなくても、人間ならだんだんと成長とともにトイレに行くことを覚えていく。だから、この教材を使ったトイレトレーニングは意味のないことかもしれない。しかし、まだおむつ状態の彼が自信たっぷりな顔つきでトイレに行こうとする様子は、親として嬉しい光景だ。
彼がトイレを楽しみにしているのは、電子機器のボタンが押せるからだけではない。「トイレでできたよ!ポスター」というのがあって、それをトイレの扉に張っているからだ。このポスターには線路と、列車が描かれている。そして、いろいろな動物が乗っている客車がシールで用意されていて、1回トイレに行くたびに1枚、このポスターにシールを貼ることができるルールになっている。
彼はトイレに行く度に、1枚のシールを選ぶためにしばらく悩み、シールを決めたあとはそれをどこに貼ろうか、さらに時間をかけて悩む。おかげで、彼が1回トイレ行くだけで5分近くかかってしまう。付き添いの親としては面倒だけど、彼が喜んでトイレ時間を過ごしている姿を見て、僕は満足している。
(2023.05.11)
コメント
コメント一覧 (1件)
友人がやはり子供チャレンジをやっていて、
トイレに小さな模型のトイレがあったのを思い出します。
その月齢にあった内容になっていてすごいと言ってましたっけ。
さらに驚いたのは、そろそろ下の子が、という頃に
しまじろうに妹が生まれる絵本が届くようになったことです。
新しく家族が増えることは、一人っ子には相当のストレスだろうから
その為の準備的なことまでしてくれるなんて!