実際に恐竜を見せても腑に落ちない様子

最近の弊息子タケは、やたらと恐竜を好む。

家の中を四つん這いで歩き回り、「ガオー」と言っているうちは、ライオンだかトラだか恐竜だかわからない形態模写だったが、最近は二本足で上半身だけやや前傾姿勢となり、両手を前にダランと垂らした状態で「ガオー」と言いながら家中を歩く。日本の伝統的なお化けの真似をしているようにも見えるが、「ガオー」と言っているところから推測すると、どうやらティラノサウルスの真似をしているらしい。

そこまで好きなら、ということで、上野の国立科学博物館に行ってみた。

特別展「恐竜展」が開催されているからこの博物館を訪れたのだけど、肝心の「恐竜展」は完全予約制で時間指定券を予め購入していないと入場できなかった。

会期中にもう一度恐竜展を訪れることにし、この日は常設会場に展示されている恐竜を見に行った。

ここも特別展に負けないほど立派な恐竜の骨格化石が展示されている。

僕は彼に「ほら、これがガオだよ。恐竜だよ」と教えるのだが、彼は困惑した顔だった。

以前、彼は恐竜の実物大人形を観に行って、その大きさと自分のイメージしていたものが異なっていたので困惑していたことがある。

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想像していたものよりも実物のサイズが大きいだけでも、2歳児の脳は混乱する。ましてや、骨の化石を見せられて、「これが恐竜だよ」と言われても彼はますますわけがわからないのだろう。大きいし、これまで見てきたものと全然違うし。

そもそも、彼は「動物の体の中には骨がある。自分の体の中にも、骨がある」ということを理解していない。だから、骨格を見て、「これが動物なのか。これが恐竜なのか。」と納得するにはまだ無理があるようだ。

(2023.05.27)

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