
元々、僕ら家族は川崎大師の風鈴市に行くつもりだった。しかし最近、弊息子タケがやたらと
「新幹線のりたーい」
「新幹線、見たい」
「おっきい新幹線!」
と主張してやまない。ならば、ということで東海道・山陽新幹線の車両基地がある大井に行ってみた。
広大な車両基地をまたぐ道路があって、その歩道から新幹線が見えるらしい。幸い、その跨線橋のすぐたもとにコインパーキングがあるので、そこにクルマを停めて歩いて跨線橋を目指した。
見下ろすと、新幹線がいっぱい停車している。
「見てごらん!新幹線だよ!おっきい新幹線だよ!」
と僕は大げさに驚き、弊息子タケのテンションを上げようとしたが、彼は折りしの猛暑ということもあってかあまり虫の居所がよくなく、この新幹線にさほど好意的なリアクションを示さなかった。えー、せっかくここまで来たのにー。

「あっ、ドクターイエローが停まってる!お父さん、ドクターイエロー見たの初めてだ!」
気がついたら、難しい表情をしているタケよりも僕の方が興奮している状態だった。
たぶん、タケは「おっきい新幹線、見たい」とは言っていたが、こういうただ単に線路上に停車しているだけの新幹線というのは希望と違ったのだろう。「全然動かなくて面白くない」と思ったかもしれない。
子どものご機嫌をとるのは大変。
(2023.07.17)
コメント
コメント一覧 (4件)
おかでん殿
ご子息が新幹線に興味を持つ中、大井車両基地へ沢山の新幹線が並んでいるスポットへいったのですね?でも、暑さと動いていない新幹線の大群では納得感が得られず難しい…とはベストビューポイントを見せてあげたのに残念でしたね。
自分の体験談で恐縮ですが、3才まで国立に住んでおり、(2才くらいなのでおぼろげな記憶しか無いけれど)母曰く「国立駅からほど近い中央線快速が通る踏み切り(当時。今は高架化)が近くにあり、ぐずるとそこでオレンジ色の中央線が通過するのを見ると大喜びで助かったわ」と言っておりました。その後は祖父の趣味が鉄道模型でして、小学校に上がるまで毎週末祖父の家に行き、鉄道模型を走らせてくれて、そこで0系東海道新幹線の存在を知り、ワクワクしていたことを思い出しました。
小さいときは、まず電車の存在を認識→走っている所を見る→実際乗る→大量の電車を見るというステップなのでしょうか?
自分自身それほど鉄ちゃんには育ちませんでしたが、品川~田町間の札の辻陸橋から、東海道新幹線・東海道線・京浜東北線・山手線線が次々に見えるスポットなどタケくんも興味を示すかも。同様のスポットが上野から少し巣鴨方面に行ったところにもあった気がします。新幹線が東北・上越・北陸とカラフルですし。
お、黄色の若先生だ(^^
コレをセンターに入れるとはわかってらっしゃる(^^
…と、車内販売員時代、先代のドクターに東京で会ったり(ちょうど帰ってくるところでした)や
300系の試運転(客席にバラスト載せて走ってたかなぁ)を京都で見てワクワクしてたおっちゃんが
朝からワクワクしてみました(笑
食堂車やその厨房で賄い食わせてもらったりとか
100系の助士席に座らせてもらったこともあった
そんな思い出深い車内販売も消えてしまうとのことで、少し悲しくなったり。
軍曹殿>
なぜ子どもが鉄道に熱狂するのか、親としてもよくわからないです。
新幹線は特に惹かれるものがあるようで、これが「常磐線特急ひたち」や「中央本線特急あずさ」だといまいちワクワクしないようです。
なにか新幹線を格上の存在として捉える要素が、子供心ながらあるのでしょう。
ティータさん>
車内販売員をやってらっしゃったんですか。
あのワゴン、電動アシスト機能でもついていないと動かないんじゃないか?というくらい大きくて重たそうで、見ていていつも感心します。
そんな車内販売もなくなるのは残念ですが、僕自身ほとんど利用したことがないのでしょうがないのかなぁ、と思ってます。
シンカンセンスゴイカタイアイス、実はまだ一度も食べたことがなかったんですが、結局食べそびれてしまった。