ウイスキーの匂いを嗅ぐ

ニッカウヰスキー宮城野蒸留所にて。

ニッカのウイスキー数種類が並び、匂いを嗅ぐことができる。スーパーニッカ、宮城野、余市・・・と比べてみると、確かに違う。でも、酒を飲まない僕にとっては、その匂いがどう味に影響するのか、うまいと感じるのかどうかまではよくわからなかった。

お酒の場合、味もさることながら、料理や雰囲気、仲間との会話にうまく馴染むかどうかというのも大事だし、何よりも気持ちよく酔えるかどうかも大事だ。今回、ウイスキーの匂いを嗅いでみて、僕はそういう「良い時間」をまったく想像することができなかった。ちょっと残念。

醸造酒であるワインや日本酒の場合、匂いを嗅いだらなんとなくわかった気になれる。なんとなく、だけど。でも、蒸留酒の場合は全然わかった気になれない。難しい。

過去、お酒を飲んでいた時代もある僕でさえそんな感想を抱くウイスキー。ましてや、2歳児がこの匂いを嗅いでも全く何のことか理解ができないだろう。

それでも弊息子タケは、全種類のウイスキーの匂いを嗅ぎたがり、工場見学ツアーの最中では65度の原酒の匂いも嗅いだ。子どもにとってウイスキーの匂いは刺激が強く、「うわっ、臭い!」と顔をそむけてもおかしくない。にもかかわらず彼は神妙な顔をしてウイスキーに鼻を近づけていた。

このことから考えられることは2つ。

  • 鼻で匂いを嗅ぐ、という呼吸法をまだ身につけておらず、実際は全く臭いを感じていない
  • 嗅覚に問題がある

たぶん、前者だと思う。最近の彼は熱い食事を冷まそうとするとき、「フーフー」と息を吹きかける・・・はずが、一生懸命息を吸っている。息を吸ったり吐いたり、ということの意味や効果についてよく理解できていない可能性がある。

(2023.09.16)

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