好きこそものの上手なれ

いしがカフェで買ったプリンを発見した弊息子タケは、着席するやいなや真剣な面持ちでプリンの包装をバリバリと破り始めた。

些細なことだけど、こんな行為は親として感心する。

まず、初見の食べ物であるのに、これがプリンであり甘い食べ物であるということを理解した。これまでの知識と経験がちゃんと脳の記憶として定着していて、それを即座に参照できる証拠だ。

そして、このプリンを食べるために、どのようなことをしなければならないのか、ということを外装から推察し、実際に的確な行動に移した。これもつい数ヶ月前だとできなかったことだ。たぶん、いきなり蓋をあけようとして、シールで蓋が接着されているので蓋が開かず、「できない!」と叫んでいたはずだ。

最後に、彼はそのままシールを破り、蓋を開けてしまった。シールを引っ張るという行為は手先の器用さが求められるので、特にこの部分の彼の成長は著しい。

しかし、スプーンを手にとって食べる、というところまでは知恵が働かなかったようだ。蓋を開けたあと、このプリンの食べ方がわからずに途方に暮れ、「どうすればいいの?」とベソをかいた。

(2023.12.02)

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