我が息子、まんまとうさちゃんカレーにハマる

弊息子タケは3歳児にして、煮込みが大好きだ。よく自転車で通り過ぎる道に煮込みとおでんの専門店があって、彼は「煮込み食べたいなー煮込み」としきりにぼやく。

ただ、煮込みは仕込みに限りがあって、17時にはもう売り切れていることが多い。それでも彼はめげずに、「だったらおでんを買えばいいんじゃないの?」などと言い出す。

このお店のものだったらなんでもいいのか?と思うのだが、いずれにせよおっさん趣味的な食べ物が好きだ。

まあ、下手にスナック菓子だの甘いものだのを好んで食べるよりも、渋い趣味のものを食べていたほうがいい。「いかにも子どもウケを狙いました」的な食べ物にうつつを抜かさない様子を見て、頼もしく思っていた。

しかしこの日は違った。たまたま入ったカフェで、料理メニューでうさぎのカレーを発見し、「これが食べたい!」と熱烈に主張するのだった。

「ええ?でも君はそこまでカレーライスが好きってわけでもないでしょう」となだめても、彼はもううさちゃん一辺倒だ。同じカレーのバリエーションで、パンダ型のカレーもあったのだが、「今回はうさぎだ」と言ってきかない。「パンダは?」と聞くと、「それは今度」という。またこのお店に来るつもりなのか。そして次回もまたカレーなのか。

彼は満面の笑みでカレーをばくばく食べ、「うまいうまい!」と叫び、左手の親指をサムズアップしていた。どこで覚えた?その親指を突き立てるポーズ。

我が子も所詮は凡人、と思った瞬間だ。でもまあ、年相応の無邪気さで良い。

(2025.02.02)

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