第二弾:うどん家二郎

ラーメン家二郎を作ってみよう(その3)

うどんで挑戦

「ラーメン」家二郎をやった翌日、麺の改善をすべく最寄りのスーパーを物色してみた。しかし、案外「極太麺」は存在しないものだ。細麺で縮れているのばっかりだ。

そういえば、おかでんの周辺の人に「好きなラーメンのタイプは?」と聞くと、多くの人が「細麺が好きです」と答える。そして、「二郎は太麺だからイヤ」と言う。一般的にはそういう嗜好性なのかもしれない。

ということで、昨日の伊之助を越える太麺を発見できなかった。ラーメンでお仲間を捜すのは無理、と判断し、次にターゲットにしたのは「うどん」。今日は、「うどん」家二郎に挑戦だ。

本当は沖縄そばで試してみたかったのだが、そんなものは「ご近所激安スーパー」では手に入らなかった。うどんも太麺だからこれで良かろう、という消去法が働いたわけだ。うどんだって、小麦粉で作られている麺だ。かん水が入っていないのでラーメンとは似て非なる食べ物だが、まあ、「おこわ」と「おじや」くらいの親戚関係だろ。圧倒的な二郎スープと野菜マシマシの前では、そんなものは些細なことだ。

・・・と思いこんでみることにする。

2人前、350gの麺を2つ買ってみた。700g。やりすぎだ。でも、「一体自分がどれだけ食べられるんだろう」というのを、グラムで測ってみたかったからちょっと多めに購入なのだ。お店だと、残してしまって店主に申し訳がない、という事態になるので、家二郎ならではの特権だ。残れば翌日食べれば良い。

ちなみに多くの二郎は、麺一人前のグラムなんて適当だ。三田本店自体が、「大と小のサイズにあまり違いがないんじゃねーの」疑惑があったりする。明確に大と小の違いを提示しているのは、亜流店の「陸」くらいじゃないか。ちなみに陸だと、大は360g、小は270gとメニューに明記されている。麺少な目は-50円なり。

麺だらけ

700gをまずはドンブリに盛ってみる。ここではみ出すようだと、700gをゆでること自体が無謀だ。

・・・案外、収まってしまった。このドンブリ、侮れないぞ。何の気無しに買ったドンブリだが、結構懐が広いらしい。

うどん700gを茹でる

相変わらず鍋はポトフもどきのスープに占領されているので、雪平鍋で麺をゆでる。

少量のお湯でゆでているので、麺がぬめぬめする。しょうがないので、あふれることを前提で、どんどんお湯を追加した。

うどんゆであがり

ゆで上がり。うーん、これがラーメンとしてこれから食されるのか。

どうみてもうど・・・いや、これは二郎だ。二郎という食べ物なのだ。

信念を持って食べないと、くじけてしまいそうだ。

池袋東口店の麺は、よく「うどんのようだ」と形容される。しかし、実際にこうしてうどんを目の当たりにしてしまうと、あくまでも「うどんのよう」であって、「うどん」そのものではないということに気づく。恐れ入りました。

ぬめりがあまりに強く、このままドンブリに入れるのがはばかられたので、つけめんにするかのごとく一度お湯で洗い流した。

どんぶりにうどんがみっちり

味の素たっぷりのドンブリに麺を投入してみる。うん、このドンブリみっちり感はまさに二郎(特に麺増しした時の状況)って感じがして良い。昨日のつるつるしこしこラーメンでは、この感じは出ていなかった。

二郎の場合、みっちりと詰まった麺をドンブリから引きずり出して食べなければならない。ゆえに、箸を握る手には相当な握力を要求される。食べ慣れていない女性が、食べている途中で疲れ果てて握力を失ってしまい、箸を取り落としたのを過去に見かけた事が何度かある。それくらい、みっちりとしてこそ、二郎にふさわしい。

すごい盛りつけ、うどん二郎

盛りつけてみた。またもや、昨日同様自問自答してみる。

「ニンニク入れますか?」

「あ、ええと、ヤサイマシマシで。ニンニク、別皿で頂けますか?」

ニンニク別皿なんてサービス、聞いたことないが、最初からニンニクを入れると味がわからなくなるので後回しにした。これも家二郎の特権だ。

先ほどの凶悪なほどの麺はすっかり姿を潜め、ドンブリの上に盛り上がるトッピング。昨日と、ブタもヤサイも同じ量のはずなのに今回の方がはるかに量が多く見える。やはり、ドンブリすりきりまで麺があるからだろう。

ブタが、「ブタダブル」のトッピングに見える。非常に豪快だ。

うどん二郎を横から見る

横から眺める。

ヤサイの量が豪快だ。やはり、少しゆで加減を短めにしたので、かさがあまり減らなかったらしい。

昨日同様、スープが入っている鍋でヤサイをゆでたのだが、スープが昨日よりも目減りしていたためになかなかゆでにくかったのが奏功したらしい。

うれしくなって、何枚も写真を撮る。

「イイヨイイヨー」

とかいいながら。アイドル写真じゃないんだから・・・。でも、やっぱり自分で手がけたラーメンということだけあって、ものすごく愛着が湧く。食べるのが勿体ないくらい・・・じゃなくて、今すぐ食べたいくらい。

それにしてもブタが豪快だ。一枚一枚は小さいが、枚数からいってブタダブルと名乗って問題はあるまい。

食べるのも一苦労

早速食べてみる。ブタとヤサイの境界線の間隙をついて、中のうど・・・いや、麺を引っ張り出してみる。見た目はそれっぽいけど・・・。

ずるずる。

!!

あー、このうどん、手打ち風と名乗っているだけあって、麺そのものに塩っけが結構ある。これは予想外だったなあ。太い麺をかみしめると、じんわりと塩味がしみ出てくる。

これは、どう考えても二郎では、ない。家二郎ということで勘弁したってぇな、と言われても許せないレベルだ。

「我が軍は圧倒的じゃないか」というくらいのトッピング類で、外見は二郎っぽくなった。しかし、肝心の麺がうどんではやはりどうしようもない。ましてや、スープが違う。これは、「外見二郎」だ。「内面」は別物としか言いようがない。まだ、ラーメンとしてみた場合、昨日の方がマシだ。マシマシだ。

あと、やはりラーメン独特の歯ごたえ、口あたりのなめらかさが無いのが非常に気になる。「たかが麺」と考えていたが、やはりラーメンというのは麺が最重要な要素なんだな、ということに改めて気づかされた。まだまだ精進が足りないな。

今回は作戦しっぱい。明日は、銀座のわしたショップで沖縄そばを仕入れてきます。スープの残りが少なくなってきたので、ファイナルチャレンジとして沖縄そば二郎を試してみます。

(2004.12.14)




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