炊飯器実習01-炊飯器鶏

炊飯器に鶏もも肉を入れる

「炊飯器で鶏肉を茹でる」というシンプルな料理、「炊飯器鶏」。これがうまいのだという。

そんなわけないだろう、鍋で作ったって一緒なのになんでわざわざ炊飯器使うんだよ、と僕は不満だ。

時々、「炊飯器でカレーを作る」とかいう話を耳にするが、何か風変わりなことをやってドヤ顔したいだけじゃないのか、と疑惑の目線を向けている。

でも、簡単にできることだし、一度その「炊飯器鶏」とやらを作ってみることにした。 で、実際に取るにたらなければ、今度は僕がドヤ顔して、この料理を批判すればいい。

手順はこうだ。 鶏肉(胸肉でももも肉でも良い)を炊飯器の釜に入れ、ひたひたになるまでのお湯を注ぐ。 塩は適当に。 それから、炊飯器の「保温」ボタンを押し、1時間くらいじっくりと暖める。 以上おしまい。

僕は、もも肉で作ってみた。味付けは、ごま油、醤油、酢を和えたもの。薬味として九条ねぎ。

炊飯器鶏

食べてみてびっくり。あれっ、うまいぞこれ。 鶏肉が、なんと絶妙な柔らかさなことよ。適度な歯ごたえを残しつつ、ふんわりとした食感。酸味を伴うたれが味を引き締め、それが素敵。

おそらく、鍋で同じように煮ても似た料理は出来上がるのだろう。でも、ついグラグラと煮てしまったりすると、肉が硬くなる。絶妙な火加減を、放置プレイで完全自動化してくれるのは炊飯器ならではだ。この柔らかさ、確かに鍋じゃあ難しい。

いい調理法に出会った!これは素敵すぎる。 今後も、機会を見て試してみたい。

(2014.01.25)

[後日談]
このとき、もも肉を二枚炊飯器で茹でたのだが、そのうちの一枚は炊飯器に入れたままにしておいた。翌日、25時間保温され続けたものを食べてみたのだが、これはとてもまずかった。 肉は箸で持つと崩れるくらいに柔らかいのだが、パサパサだったからだ。うまみが完全に抜けていて、出涸らし状態。スカスカ。 茹ですぎ厳禁。たくさん作ったなら、ジップロックで冷凍するとかしたほうが良いのだろう。 というか、簡単調理なんだから、「たくさん作る」なんてしないで、食べる分だけ作ったほうがよいだろう。

コメント

コメントする

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください