青山にある「ヨックモック」の本店に行ってみた。
ヨックモックといえば、葉巻の形をしたクッキー「シガール」が有名。
お店の周囲は、ブランドショップがしれっと立ち並ぶ高級エリア。歩いているだけで体が身の危険を感じる。
そんなエリアに足を踏み入れたのは、「ヨックモック」がこの夏限定で天然氷を使ったかき氷を提供している、という情報をキャッチしたからだ。
今年、おかでんはかき氷に目覚めた。酒をやめたせいで甘いものを食べるようになったからで、それまでは興味すらなかった世界だ。しかし目覚めた時期が遅すぎた。8月の末になって動き始めても、氷は既に解け始めていた。実際、東京駅にあるヨックモックのカフェでは、かき氷は既に売り切れ仕舞い。でも、あきらめ切れないので、青山の本店にわざわざ出張った次第。本店なら、まだあるんじゃないかと淡い期待を抱いて。
なにやら敷居が高そうなお店だが、実際に敷居は高い。
お店に入ると、レジカウンターにいた店員さんがにこやかにお出迎え。わざわざカウンターからずずいと出てきて、目の前でお辞儀。
そしてそのまま、客席までずっと案内してくれるのだった。段差があるところでは、「段差がありますので、足元にお気をつけください」と注意を促すくらいの丁寧っぷり。このお店は何を目指してここまで丁寧なのか。まるで高級旅館の仲居さんみたいだ。
そういう接客のよさは、値段に表れる。お値段が相当によろしい。
狙っていたかき氷は、やっぱりなかった。周りの淑女たちは談笑しながらガレットなんぞを食べている。男、単独客はおかでんただ一人。どうしようか。
このあとよりによって「シュラスコ食べ放題」の予定が入っていたため、ガレットはやめた。お茶にしよう、お茶に。日本茶もあるみたいなので、それを頼んでみた。
「生新茶ゆたかみどり」。
お値段、945円。すごい。あともう一息で値段の桁が増えるゾーン。さすが青山、さすが本店。
出てきたのは、鮮やかな緑の冷たいお茶。
シガールがおまけでついてくるのは、さすがヨックモックの喫茶店。あ、「おまけ」なんて言ったら怒られるか。こっちの方がメインかもしれない。そういえば、ガレットを食べているお嬢さんたちのテーブルにもシガールが置いてあった。
お茶はさわやかでとてもおいしかった。しかし、暑い真昼間に外を歩いていたということもあり、あっという間に飲み干してしまった。ダメだって!もう少しゆっくり!
(2013.08.31)
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