神戸屋レストラン、というベーカリーカフェのチェーンがある。首都圏およち中京阪エリアにお店があるようだ。そのうち、東京駅八重洲地下街にある「サンドッグイン神戸屋」では、ランチタイムにパンの食べ放題をやっていることで知られる。
このお店の前を通るたびに、店頭に行列ができているのを見かける。かなりの人気らしく、結構な人だかりだ。そんなにパンが食べたいのか?パンばっかりだと飽きるだろ?と思うが、じゃあお前はどうなんだといわれると「確かにパンを食べてみたい」と思う。
そんな訳で、パン食べ放題を実際に放題してみることにした。指をくわえてみているよりも、実際に試してみなくちゃわからない。
ランチビュッフェの張り紙が店頭にあった。11時~14時まで。
パン類食べ放題+スープ、ドリンクで920円(税込994円)。
店頭に並んでいるテイクアウト用のパンが食べ放題というわけではなく、食べ放題用のパンは別に用意されている。店内にある好きなパンを好きなだけどうぞ、と勘違いしてはいけない。
「高くないですか?14時まで待って、こっちの方にするのはどうですか?」
という議論も我々の中ではあった。というのは、14時以降になると「牛ほほ肉のシチューセット」がパン食べ放題になるからだ。なるほど、それも魅力だ。
しかし、時計を見ると現在13時20分。40分時間つぶしをしてまたここに戻ってくるのは面倒だし、お昼ご飯が14時を回るというのも微妙な気がする。今回はひとまず、ベーシックなランチのパン食べ放題を楽しむことにしよう。
どうも14時以降からのメニューの方が激しくお得な気がする。昼下がりまでおなかペコペコが我慢できるなら、14時になってからこのお店を訪れると良いだろう。店頭の行列も解消されているし。
食べ放題の対象となっているパンコーナー。
店の外から眺めると、非常に狭いスペースに置いてあるように見える。なので、「なんだ、このボリューム感で食べ放題920円(税別)って、むしろお高いんじゃないか?」と思える。しかし、実際間近に見てみると、さまざまなパンが用意されていて、しかもそれぞれ手間がかかっていることに気が付いた。
パン・ド・カンパーニュのようなパンを薄切りにし、その上に豆料理とか、サーモンとか、いろいろ載っているものもある。肉厚なカツサンドもある。ゴロンとしたパンを切って並べただけ、というものだけではなく、こりゃひと手間ふた手間かかってるな!と驚かされる。
これなら、それなりのお値段になって当然。なるほど、行列ができるわけだ。
パンって案外お皿に盛れないものだな。
第一順目のパン。
オレンジジュースと、スープ付き。
第二順目はかなりお皿ギリギリまで盛ってみた。これでもまだ全種類は取れていない。結局第三順目で全部食べることができた。結構な量だ。
パンは、スライスして時間が経ったものが多い。なので、硬くなってやや食べにくいものがあるのが残念。もともとのパンは美味しいんだろうけど、これはビュッフェという性質上難しいか。
フライドポテトがお口直しとしてとてもよくあう。毎回お皿に盛り、食べていた。適度な塩けと油っけが心地よい。
パンなので、キロ単位でガツガツ食べるなんてことはできない。そこそこ食べたところで、そこそこ満腹になっておしまい。でもそれが良いのかもしれない。結構満足して、お店を後にした。
(2016.10.23)
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