Kukuruza Popcornで不肖おかでん、不覚にもポップコーンを買う

表参道ヒルズ脇の歩道に、最近やたらと長い行列ができている。

アップルストアで新製品が発売されるわけでもなし、何のこっちゃと思ったらこれがポップコーン行列でやんの。

呆れた!ポップコーン「ごとき」で並ぶのか!と毎度毎度、その脇を通り過ぎるたびに思う。あんなの、どこが旨いんだ、と。

しかし、原宿駅前にも行列のできるポップコーン屋はあるし、今流行なんだな、この手のものが。 ちょうど今日、偶然同僚女性たちと「最近並んで食べたものある?」って話をしていたのだが、「パンケーキとかポップコーンは並んで食べましたよ」といっていた。 そこで僕は、「並んでまで食べたいかね?ポップコーンなんて」と聞いてみたが、「まあ、そこまで美味しいものじゃないですけど、そんなに高くないし」という答えだった。

ちなみにその人は、ポップコーンを買うのに45分並んだそうだ。45分!すげえなもう。 その後、その人達と「クリスピークリームドーナツの行列、あれは今どこへ行っちゃったんだろうね?」という話で盛り上がった。

あれほど大行列が出来ていたお店だが、今じゃすっかり列は消えた。 僕自身このお店のドーナツは食べたことはないのだが、くどそうな外見を前に、食べる気が起きずに毎度毎度ミスドに行っている。多分、あのこってりさは日本人向けでは無いと思う。推測だけど。

でも、そんなドーナツでも話題になりゃ、長蛇の列だ。ポップコーンもそんな類なのだろうか? とかなんとかやりとりがあった数時間後、偶然表参道ヒルズの脇を通っている自分がいた。

で、平日雨の日だったこともあってか、いつもある行列が全くポップコーン屋にはなかった。へー、こういう日もあるのか。 列がないならないなりに、「栄枯盛衰よのぅ」と思いながら素通りしていただろう。だって、ポップコーンなんて興味無いし。でも、今日まさに行列ができるポップコーンの話をしたばかりで、ポップコーンを試してみたくなった。並んでまでお試しする気にはなれないが、並ばないなら話は別だ。

アニメの1シーンのように、一度素通りしてしまった後に、バックしながらお店の前に戻ってきた。よし、入ってみよう。

入り口には、ドアマン店員が一人張り付いていて、ドアの開け閉めをしてくれる。うわ、なにこの高級っぽさ。やっぱりポップコーンでも相当お高いんだろうか。 ポップコーン売り場は独特。レジは一カ所なのだが、その手前のカウンターには店員さんが二名ニコヤカに待機していて、ポップコーンの味(このお店ではフレーバー、と呼ぶ)選びの相談に乗ってくれるのだった。

フレーバーは全部で10種類。チーズ!とかキャラメル!とかプレーン!といったわかりやすいもの以外に理解不能なものが結構あり、とっさには選ぶことができない。 なので、店員さんに相談すると、それぞれのフレーバーを2個3個程度、試食させてくれる。たかがポップコーンというなかれ、というわけだ。

さぞやお高いんでしょう?と思ったら、Sサイズが440円、Sの2倍入っているMサイズが740円、4倍入っているLサイズが1,000円だという(フレーバーによって値段は微妙に異なる)。あれっ、思ったより安い。 いや、「たかがトウモロコシを加熱してはじけさせたもの」なんだから安くて当然なんだが、なんかもう、これがすげえ安く見えてしょうがなかった。

なので、ついつい買ってしまったよ3種類も。 トリュフフロマージュ・ポルチーニ、シアトルスタイル、バッファロー&ブルーチーズ。 とりあえず、「ポップコーンに並んだ経験がある」という同僚のところにこいつを持っていき、ポップコーン談義をしながら食べようと思う。

しかしこんなに買っちゃったけど、食べきれないぞおい。

(2015.日時不明)

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