激安で肉を買う

肉の金井

「1日で一週間の売上を上げちゃうから、もう営業は毎週土曜日だけにするわー」 という肉屋さんがあるというので、行ってみた。そんな冗談みたいな店があっていいのかと。

肉がとても安い上に、1,000円以上お買い上げで店頭の野菜数種類のうちどれか一つが「5円」になるのだという。なんだそのボランティア精神。

行ってみたら、確かに肉が安い。肉のハナマサ的な品揃えを思わせる。皮付きのタンブロックとか、キロ単位の肉とかもある。 中には、肉を包装しているラップが霜で曇っており、中が見えなくなっているものもある。一体いつ凍らせたものだろう? だけど安いから文句はいいっこなしだ。

食の安全と信頼が揺らぐ昨今だけに、「安いものには訳がある」と身構えてしまうが、一応「黒毛和牛」だとか「国産牛」のラベルが貼られている。それを信じるなら、質が悪い肉を使っているわけではなさそうだ。

そんななか、「タイムセール」というコーナーがあった。縦一列、種類が異なる4つの肉パックが並ぶトレイがずらり。店のおっちゃん曰く「どの列でもいいよ、1列1,000円にするから!」とのこと。

マジか?

『そのときの気分でこのトレイに乗せちゃうからね。値段とか考えてないから!』 だって。

マジか?

肉パック、一つ一つは結構高い。高いものだと、1422円のものもある。しかしそれが既に半額近くに値下げされているし、さらに4パックまとめると1000円。お得すぎる。

元値はちょっと高い気がする。それに、一週間に一度しか店を開けないのだから、値引き表示ありきの二重表示価格の気もする。でも、結果的に4パック1,000円なら超激安としかいいようがない。

1パック250円だぞ?

「こんなに安く買っちゃっていいのかしら」 となにやら申し訳ない気持ちになりつつ、4パック1,000円で購入した。ついでに、ほうれん草を1束5円で。

合計1,005円。これに消費税。

この日の夜はキムチ鍋だったのだけど、ちょうど豚肉がなかったので買った国産牛バラ肉を使ってみた。・・・うーん、キムチ鍋に牛肉はあわなかった。ドンマイ。

(2016.01.30)

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